東京新聞
中川鋭之助賞

■平成19年度 受賞者インタビュー

島添亮子さん
バレエをもっと深く理解できるようになりたい
平山素子さん

 新進舞踊家に贈られる中川鋭之助賞(東京新聞制定)の今年の受賞者となった。「多くの方々に育てていただきました。今までやってきたことが認められてうれしい」と受賞を喜ぶ。  四歳からクラシックバレエを始め、高校生のころ、プロになろうかと考え始めた。当時、両親は反対していたものの、舞台は必ず見に来てくれたことが支えとなった。

 大学時代は欧州文化を専攻しながら、踊りの練習に熱中した。この大学時代にバレエに造詣の深い先生ら多くの人と出会うことができた。「そのときの勉強が、イメージづくりに役立っている」と巡り合わせの幸運を語る。

 卒業後、小林紀子バレエ・シアターに入団した。「バレエだけに打ち込める環境になって、うれしかった」。しかし、新しい環境に慣れるために努力も要したという。ちょうどそのころ、マクミラン振り付けの「ソリテイル」の少女役に抜てきされた。踊ること自体が自分を見つめることにつながる作品との出合いに「私は恵まれていました」と振り返る。

 「今回の受賞は、これからも頑張ってくださいという意味と思っています。さらに高い意識を持って毎日を大切に挑戦していきたい。そしてバレエをもっと深く理解できるようになりたい」。向学心旺盛な三十歳。東京都在住。(大柳勝)

(2007年4月2日・東京新聞)

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