東京新聞
中川鋭之助賞

■平成25年度 受賞者インタビュー

バレエダンサー 瀬島五月さん
多くの人に踊りを見てほしい
瀬島五月さん

 十九歳で出場し、一位に輝いた第七回アジアパシフィック国際バレエコンクールが、その後の人生を大きく変えた。

 神戸市で生まれ育ち、小学校二年の時、バレエ教室に通い始め、高校はバレエ漬けの日々。海外への挑戦は、コンクールで演技を見守った二人の審査員との出会いがきっかけだ。

 一人は英国ロイヤルバレエスクールの次期校長。誘われて同校へ留学。「初めて親元を離れ、ストレスで太り、体重管理に苦労しました」。もう一人はロイヤルニュージーランドバレエ団の芸術監督。留学を終えて地元の貞松・浜田バレエ団に戻った時、師事した浜田蓉子さんの助言で、芸術監督に連絡し二年半、プリンシパル、ソリストとして現地で活躍した。

 二〇〇六年全国舞踊コンクールのパ・ド・ドゥ部で一位。パートナーはニュージーランド在団時の同僚。結婚し今、同じバレエ団で活躍している。

 幅のある踊りと多彩な表情が持ち味。「よく踊れた時は、踊りと観客の反応などを冷静に振り返ることができます。多くの人に見に来てほしい」。神戸市在住。夫との間に三歳の長男。三十二歳。 (村田朗麻)

(2013年3月13日・東京新聞)

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