東京新聞
中川鋭之助賞

■平成27年度 受賞者インタビュー

中川鋭之助賞を受賞した舞踊家 米沢麻佑子さん
米沢麻佑子さん

 ダンサー、振付家として依頼が絶えず、年間10本以上の舞台に関わる。東京芸術大学などで指導にも当たる。多忙だが、「ダンスが好きでやりたがり。忙しい方が性にあう」。淡々とした口調から、鍛錬に裏付けられた実力と強い意志が感じられる。

 秋田県中仙町(現大仙市)出身。3歳からモダンダンスを習う。小学2年で大会に出場したが、予選落ち。悔しさに加えて、「一生懸命に打ち込む同年代を見て、目が覚めた」と、踊り中心の生活に。中学生になると「ダンス作品にほれ込み」、故黒沢輝夫さんと下田栄子さんが構える横浜市港北区のスタジオへ、秋田から通い始める。「踊りに人生全てが反映される」と、公私に厳しい指導を受けた。

 往復1200キロを超えて通った成果は、最難関の全国舞踊コンクールで、高校時代にジュニア部の3年連続1位に結実する。さらに、2005年にシニア対象の第一部、14年に振り付けを競う創作舞踊部でも優勝を重ねた。

 今後は「踊りのスタンスを発表する環境をつくる」ため、主催公演を打つことが目標。「初心に戻って、挑戦を忘れない」ため、次のステージに情熱を傾ける。 (村田朗麻)

(2015年3月19日・東京新聞)

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