東京新聞
中川鋭之助賞

■平成30年度 受賞者インタビュー

中川鋭之助賞を受賞 バレエダンサー 井澤駿さん(25)
井澤駿さん

 4歳のとき、先にバレエを習っていた兄を追うようにダンサーの道に入った。「友達がサッカーを始めるのと同じで、遊び感覚でした」

 才能は瞬く間に開花する。2012年の全国舞踊コンクール・バレエ第一部で第1位に輝き、その後も数々の受賞を重ね、今回、国内外でさらなる飛躍が期待される若手ダンサーを顕彰する中川鋭之助賞を受賞した。

 群馬県伊勢崎市出身。14年に新国立劇場バレエ団に入団、「シンデレラ」で全幕主役デビュー。以降高い評価を得て、17〜18年シーズンからバレエ団のトップダンサーであるプリンシパルに上り詰めた。だが「昇格するとは思ってもいなかった。むしろ自分の最終的到達点だったから、技術的にも、ダンサーとしての品格も、まだ納得できていない面があります」。

 公演のたびにプリンシパルとしての重圧に直面する。けがも怖い。そんな時は、ふらりと銭湯へ。「体のケアとリフレッシュを兼ね、週3回出かけることも」。課題は「五輪選手のような一流アスリートが持つメンタルの強さを身につけ、表現力をさらに磨きたい」。 (三橋正明)

(2018年3月30日・東京新聞)

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