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=東京新聞の記事= 第1日 8月22日

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■ 総 合 ■

埼玉代表などベスト8入り

 「東京新聞カップ・第三十一回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十二日、宇都宮市の県総合運動公園野球場など4球場で1回戦8試合が行われた。埼玉、栃木、群馬の代表チームはそろってベスト8入りを果たしたが、東京、神奈川、山梨の代表チームは初戦敗退した。二十三日は同球場などで準々決勝と準決勝が行われる。

(2008年8月23日・東京新聞)

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■ 東 京 ■

ジュニアピープルズ 初戦で涙

健闘したが初戦を突破できなかったジュニアピープルズナイン=いずれも栃木県総合運動公園野球場で

 「東京新聞カップ・第三十一回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十二日、宇都宮市の栃木県総合運動公園野球場で1回戦があり、初出場した東京代表のジュニアピープルズ(江戸川区)と諏訪インディアンス(多摩市)はともに敗れ、初陣を飾れなかった。

 ジュニアピープルズは強豪の乗附ライオンズ(群馬)と対戦。二回に主砲池田瞳夢(ひろむ)選手の安打や盗塁で先制したが、その後は打線がつながらず、追加点を挙げられなかった。渡辺太樹投手は毎回、走者を背負う苦しい投球で、五回に追いつかれ、最終回に逆転された。

 諏訪インディアンスは、大会屈指の好投手を抱える舟木スポーツ少年団(茨城)と対戦。序盤から点差をつけられ苦しい展開に。5点差で迎えた六回裏から驚異的な反撃で七回に追いついた。だが延長戦のルールで無死満塁から始まった八回は、相次ぐ四球などで大量得点を許し、流れを引き寄せられなかった。 (松村裕子)

2回裏、右翼線安打を放ち、笑顔を見せる池田選手

■先制できてうれしい
  ジュニアピープルズ 池田 瞳夢選手(6年)

 「もっと打てると思ったけど、緊張してしまった」。活躍できなかった悔しさに普段の元気は鳴りを潜めた。渡辺克美監督が「反省点はない。向こうがよすぎた」という試合だったが、主砲の調子だけはいまひとつだった。

 初めての大舞台は「雰囲気が違った」。六年生が4人だけのチームを都大会優勝に導いた立役者も、ここぞで一発が出ず、「後輩たちが頑張ったのに残念」と肩を落とした。唯一の見せ場は、初打席での安打。自らが盗塁の末に生還する先制点につながり、「つまって打ったけど、先制できてうれしかった」。

 「夢を抱け」と名付けられた。この日は「メジャーに行く」という大きな夢は封印し、「甲子園に出たい」と控えめに語って見せた。

7回裏無死一塁、犠打を決める矢口選手

■“小さな職人”見事なバント  
  ジュニアピープルズ4年の矢口快生選手

 「クラスでも低い方」という身長130センチ台の小柄な矢口快生(かいせい)選手(四年)。大きい選手がそろうチームを相手に、犠打2本を正確に決める活躍を見せた。

 三年生からレギュラー。送った走者が生還できず試合には負けてしまったが、「大きな大会は楽しい」とふさいではいない。「守備を鍛えて来年頑張りたい」とはにかんだ。

(2008年8月23日・東京新聞東京版)

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■ 神奈川 ■

県勢 初戦で姿消す

長谷スポーツ少年団−関根ファイターズ関根ファイターズ相手に力投する長谷スポーツ少年団の田中投手=栃木県総合運動公園野球場で

 「東京新聞カップ・第三十一回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)が宇都宮市で開幕し、1回戦8試合が行われた。県代表の長谷スポーツ少年団(厚木市)とタカハシスポーツクラブ(小田原市)はそれぞれ群馬、栃木の代表と対戦したが、両チームとも初戦で敗れ姿を消した。 (細見春萌)

■「つなぐ野球」発揮できず涙 長谷

 長谷スポーツ少年団は初回、関根ファイターズの大野恒平選手に本塁打を浴びると、その後も相手の長打で失点を重ねた。打っては関根の酒井恭投手の好投に、1安打に抑えこまれた。三、五回には四球から出塁したが、凡打に終わり好機を逃した。県大会で見せた「つなぐ野球」を見せることができず、涙をのんだ。

■監督・主将談話

 <長谷スポーツ少年団・高津戸文雄監督> 総合力で負けていた。五年生が多いチーム。この経験を生かして来年もこの舞台に立ちたい。

 <同・新納輝也主将> 守備のエラーが多かったのが悔しい。来年は優勝してほしい。

■あと1本出ず タカハシスポーツクラブ

 タカハシスポーツクラブの深野恵三投手は制球が定まらず失点したが、六回に自らの適時打で1点を返した。後続の代打、岡島睦弥選手も内野安打で出塁したものの、あと1本が出ず、最後まで明保学童の堅い守りに苦しんだ。

■監督・主将談話

 <タカハシスポーツクラブ・松本美男監督> 勝ちたい気持ちが相手の方が上だった。打線がつながらなかったのが残念。

 <同・天野玲偉主将> 緩い球もあったのに、タイミングを合わせることができなかった。

■成長誓った屈指の左腕
 タカハシスポーツクラブ 深野恵三投手(6年)

 「制球が定まらなかった。悔しい」。そう言ったきり、口を閉ざし涙を振り切るようにクールダウンを続けた。この日は8奪三振、打っても適時打を放つなど投打にわたる活躍を見せたが、四球から点を許したことを悔やんだ。

 110キロと大会屈指の速球を持つが、一年生で野球を始めてからの3年間は投打ともに苦手だった。「身長ばかり高い『ウドの大木』だった」と父親の恵道さん(52)は振り返る。

 それでも野球の練習を嫌だと思ったことはない。自他共に認める「野球ばか」。筋トレ、走りこみ、毎日学校が終わってから寝るまでの間は野球一色の生活。努力が実ったのか、四年生になった時、投手に抜てきされた。

 普段はあまり感情を表さない性格。でも、野球だけは別だ。「まだまだ覚えることはたくさんある」。シャイな左腕は、チームのためにも成長を誓った。

(2008年8月23日・東京新聞神奈川版)

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■ 千 葉 ■

琴田、投打で圧倒 緑町は初戦敗退

7回表緑町レッドイーグルス1死、左越えの打球でランニングホームランを狙ったが、惜しくも本塁でアウトとなる鈴木選手。捕手青木公選手=栃木県総合運動公園野球場で

 「東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十二日、宇都宮市の県総合運動公園野球場で開幕し、1回戦8試合が行われた。県代表の琴田スポーツ少年団(旭市)は、宗道ニューモンキーズ(茨城)に4−1で勝利、緑町レッドイーグルス(千葉市稲毛区)は0−4で宝木ファイターズ(栃木)に敗れた。琴田は二十三日の準々決勝で乗附ライオンズ(群馬)と対戦する。 (那須政治)

■監督・主将談話

 <緑町レッドイーグルス・太田七郎監督> 私の采配(さいはい)ミス。内野の守りがよかっただけに残念。

 <同・川上洸輝主将> 悔しいが力不足。今後もチームワークよくみんなで声をかけながら頑張りたい。

■好機生かせず

 緑町は相手投手の継投にかわされ、好機を生かせなかった。試合は中盤まで1点差の投手戦。しかし五回、疲れの見えた川上投手が二死から3連打を浴び3点を失う。六回には無死満塁のチャンスをスクイズ失敗などで生かせず敗れた。

■飯島投手が好投

 琴田は0−0で迎えた三回裏、3番門倉選手の左前適時打などで4点を奪い試合を決めた。先発の飯島投手も、相手を3安打1失点に抑えて完投した。

■経験2カ月 着実に成長
  琴田スポーツ少年団 門倉直樹捕手

 「左打者には、インコースで勝負」。先発の飯島将輝投手にこう指示した。背番号は「6」。もともと内野手で、経験2カ月の急造捕手だ。正捕手のケガで白羽の矢が立った。「配球とキャッチングをみっちり仕込んでいます」と飯島監督。試合ではベンチの隣に座らせて一球一球配球を考えさせることも。

 三回には「(どんなボールでも打つ)ヒットエンドランのサインが出てたので」と、手前でバウンドしそうな低いボールをライナーで左前適時打、投手を助けた。それでも「あそこはゴロを打たないといけない場面」と浮かれないのもチームの「司令塔」を担う証しか。一戦一戦たくましくなる姿が楽しみだ。 (那須政治)

(2008年8月23日・東京新聞千葉版)

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■ 埼 玉 ■

県勢 初戦を突破 新座選抜/美谷本ファイターズ

池田−美谷本ファイターズ5回裏美谷本ファイターズ1死二、三塁、中田選手の打球をショートが本塁へ悪送球する間に生還する小峰光希選手(左)=栃木県総合運動公園A球場で

 「東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十二日、宇都宮市で1回戦8試合が行われた。県代表の新座選抜は向原少年野球(山梨)を6−5で振り切り、美谷本ファイターズは3−2で池田(同)との接戦をものにした。二十三日、新座選抜は明保学童(栃木)と、美谷本ファイターズは舟木スポーツ少年団(茨城)と準決勝進出をかけて対戦する。 (水越直哉)

■終盤追撃かわす 新座選抜

 初回に3点を先制し着実に加点した新座選抜が、ねばる向原少年野球を振り切った。

 初回、出塁した小須田文哉、三上哲平両選手が盗塁でチャンスを広げ3番斉藤大樹選手が右中間二塁打できっちりかえし先制。その後、高橋洸葵選手の右翼線ランニング本塁打などで3点を加え、一時6−0とした。

 しかし五回まで被安打2と二塁を踏ませぬピッチングをしていた先発の太田龍之介選手が六回、突如乱れる。エラーで走者を出した後、3連続四死球で押し出すなど2失点。七回には代わった高橋嵐、斉藤大樹選手が打たれ3点を失うも、斉藤選手が最後の打者を三振に打ち取り、1点差で逃げ切った。

 太田選手は「(打たれた時も)動揺することはなかった。明日こそ完投したい」と話した。

■敵失で得点重ね 美谷本

 両投手の粘り強い投球と堅守に阻まれ、四回までは両チームとも無得点。均衡を破ったのは五回裏一死二、三塁の美谷本の攻撃。中田知明選手の打球はショート正面だったが、本塁刺殺を焦った悪送球を誘い、待望の先制点をもたらした。

 六回裏に暴投やスクイズで追いつかれたものの、その裏に敵失で勝ち越し。先発した遠藤和選手は最後まで走者を出しつつも、要所を締める投球で2失点で完投した。

 試合前、安食史朗監督(39)が「堅守で、足を絡めた攻撃を」と話した通りの展開となった。しかし「明日の相手はいいピッチャー。コツコツ当てていく」とさらに上を目指す。

(2008年8月23日・東京新聞埼玉版)

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■ 茨 城 ■

舟木が準々決勝進出 宗道は千葉代表に惜敗

舟木スポーツ少年団−諏訪インディアンス延長戦を制し、笑顔でハイタッチする舟木スポーツ少年団ナイン=いずれも栃木県総合運動公園野球場で

 東京新聞カップ・第31回関東学童野球軟式野球大会(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十二日、宇都宮市の栃木県総合運動公園野球場で1回戦8試合があり、16チームの選手たちが熱戦を繰り広げた。県代表の舟木スポーツ少年団(鉾田市)は、東京都代表の諏訪インディアンスを延長戦の末、12−7で下し、二十三日の準々決勝へ進んだ。宗道ニューモンキーズ(下妻市)は1−4で千葉県代表の琴田スポーツ少年団に敗れた。 (中津芳子)

■8回に一挙6点

 最終回に同点に追いつかれ、無死満塁から攻撃を始める延長戦へ。相手投手のミスなどもあり、舟木が一挙6点を挙げ、圧倒した。

 舟木は初回、井川貴仁選手(六年)の右越え適時打で先制。その後も久野太優選手(同)らの活躍で加点し、一気に突き放した。エース・藤枝浩平投手(同)は立ち上がりから打たせて取る堅実な投球。最終回、制球の乱れからヒットを許し、同点となるが、延長戦では相手打線を1点に抑えた。

■藤枝投手、延長で落ち着き取り戻す

 長身から繰り出す最高110キロの速球を武器に、立ち上がりから強気の投球を見せた舟木の藤枝浩平投手。しかし最終回、甘く入った球を打たれ、延長戦へ。「大きな大会なので緊張して余裕がなくなった。球が走っていなかった」と振り返る。

 しかし、延長戦では、本来の落ち着きを取り戻した。「少し、もやもやした感じが残る試合だったが、勝ててよかった」とホッとした表情。

 県大会では準々決勝で手のまめをつぶしてしまい、本来の力が発揮できなかっただけに「コントロールを良くして、次も絶対勝ちたい」と意気込んでいる。

■打線つながらず、反撃1点止まり

 味方投手の乱調などで4点を失った宗道が、相手投手を打ち崩せず、惜敗した。

 宗道は、先発の飯島翼投手(六年)に代わり、三回からマウンドに上がった間々田歩夢選手(同)が四回以降、相手打線を0点に抑える好投。最終回には、代打・倉茂航大選手(同)が中前適時打を放ち、1点を返したが、打線がつながらず、反撃も及ばなかった。

7回表宗道ニューモンキーズ無死二、三塁、代打で中前適時打を放つ倉茂選手

■一矢報いた代打 倉茂選手の一打

 「緊張したけれど、素直なバッティングを心掛けました」。最終回、代打で登場し、見事中前適時打を放った倉茂航大選手。控えの六年生だが、パワーがあり、大事な場面での代打の切り札。羽子田誠監督(47)の「必ず打ってくれると思っていた」との期待に見事、応えた。

 のんびりとした優しい性格だが、今日の試合では「絶対に返してやる」と、静かに闘志を燃やして打席に入ったという。少し振り遅れたものの、打球は相手投手の足元をすり抜け、センター前へ。ベース上で思わずガッツポーズ。「負けは悔しいけど、打ててよかった」と胸を張った。

■監督・主将談話

 <舟木スポーツ少年団・石崎照男監督> 選手たちは緊張していたようで、守備が乱れていた。四球から始まる得点が多かったのは反省点。次はリラックスして、のびのびやりたい。

 <同・久野太優主将> とにかく声を出して、点を取ろうと思っていた。今日の出来は30点。エラーが多かったので明日からは気をつけたい。

 <宗道ニューモンキーズ・羽子田誠監督> ベスト4まで行きたかったが、相手を打ち崩せず残念。打てないことには勝てないので、また出直します。

 <同・広瀬将之主将> 努力が足りなかった。いつもは初回から点が取れるはずだが、打線をつなぐという一人一人の意識が足りなかった。

(2008年8月23日・東京新聞茨城版)

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■ 栃 木 ■

県勢2チーム初戦突破 宝木が完封、明保学童も健闘

タカハシスポーツクラブ−明保学童 1回裏明保学童無死二塁、塚原拓選手の三ゴロの間に生還する安部選手=県総合運動公園B球場で

 「東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十二日、県総合運動公園野球場で1回戦計8試合が行われた。県代表の宝木ファイターズ(宇都宮市)は、千葉県代表の緑町レッドイーグルスに4−0の完封勝ち。初出場の明保学童(同)は、神奈川県代表のタカハシスポーツクラブを3−1で下し、ともに白星発進した。 (宇田薫)

 宝木は三回裏無死、高橋和選手が右翼線を抜けるランニングホームランで先制。五回裏には船山、青木賢選手ら主力打線が爆発。集中打で3点を追加、突き放した。明保は先頭打者の安部選手が活躍。一回裏は四球で出て盗塁を決め、その後先制のホームイン。五回裏には、追加点のきっかけとなる右翼を越える三塁打を放った。投げては服部選手が完投。堅守にも助けられ1点に抑えた。

 宝木は二十三日、群馬県代表の関根ファイターズと対戦。明保は埼玉県代表の新座選抜と戦う。

ランニングホームランを放ち、ガッツポーズしながらホームインする高橋和貴選手

■俊足の『陰の1番打者』
 高橋和貴選手(宝木)

 内角高め。一番得意な球だった。「いける」。思いっ切りバットを振った。空を突き刺すような打球だった。三回裏、右翼線へのランニングホームランで先制点。ホームベースを踏む瞬間、両手で大きくガッツポーズを決めた。

 選球眼が良く、長打力もある。だが打順は9番。古沢監督はニヤリと笑う。「下位打線だと思って相手は甘く見るでしょ。実はドカーンと打てる。高橋は陰の1番打者だ」

 50メートルを7秒4で走る、学年一の俊足も持ち味だ。先制打のときも「絶対ホームへかえる」と、自分の足を信じてダイヤモンドを駆け抜けた。「和貴が打ってくれたから、僕らの気持ちが乗った」。船山主将からも頼りにされる存在だ。

 近所のお兄ちゃんたちにあこがれて、野球を始めたのは小学校三年生のころ。「バントは、あまり得意じゃないんだ」と照れる。夢は盗塁王。イチロー選手が一番のライバルだ。 (宇田薫)

(2008年8月23日・東京新聞栃木版)

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■ 群 馬 ■

県勢2チームが快勝 関根、乗附ともに準々決勝へ

長谷スポーツ少年団−関根ファイターズ 1回裏関根ファイターズ1死、左越えのランニングホームランを打って生還した大野選手(6)を拍手で迎える関根ファイターズナイン=栃木県総合運動公園野球場で

 「東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十二日、宇都宮市の栃木県総合運動公園野球場で1回戦8試合が行われた。県代表の乗附ライオンズ(高崎市)は、東京都代表のジュニアピープルズに3−1で勝利。もう一つの県代表、関根ファイターズ(前橋市)も、神奈川県代表の長谷スポーツ少年団に4−0で快勝し、ともに準々決勝進出を果たした。 (神野光伸)

 関根ファイターズは、投打ともに絶好調だった。本塁打2本を含む長打が4本も飛び出し、酒井恭投手が完封を果たした。

 関根は初回、大野選手の本塁打で先制。三回にも、三塁打で出塁した高橋選手が、酒井恭投手の犠打で生還し、1点を追加した。五回には二死三塁から、藤田選手が本塁打を放ち、2点を奪った。

 長谷スポーツ少年団は、関根の酒井恭選手に七回を1安打に抑えられ、出塁のチャンスをつくれなかった。

 乗附ライオンズが、最終回で大会連続出場の意地を見せ、ジュニアピープルズとの接戦を制した。

 試合は六回まで互いに譲らず、一進一退の攻防に。しかし、1−1の同点で迎えた七回、乗附は一死二塁から轟選手が勝ち越しの二塁打を打ち上げ、流れを引き寄せた。自身も俊足を生かすなどして生還、この回に計2点をもぎ取った。

 ジュニアは終盤に追加点のチャンスをつくったが、乗附の堅守に阻まれ、1点を奪うにとどまった。

長谷スポーツ少年団−関根ファイターズ 長谷スポーツ少年団を1安打に抑えた関根ファイターズの酒井恭投手

■神奈川の強豪チーム完封
 関根ファイターズ 酒井 恭投手(6年)

 初戦突破を決めた瞬間、ピッチャーマウンドで満面の笑みを浮かべた。神奈川の強豪チームを完封した関根ファイターズの酒井恭投手(六年)。完投の疲れを見せず、「自分でもビックリするぐらい調子が良かった」と興奮気味に話した。

 緊張しがちな本大会の初戦。初回にいきなり1安打を浴びたが、動揺は見せなかった。関根の強力打線が、酒井投手を、しっかり援護してくれたからだ。ゆっくりと投球のリズムをつかんでいく。最後まで集中力が途切れることもなかった。

 「打たせて取る」という理想的な試合展開に持ち込んだ酒井投手を、木原守監督は「連投できるスタミナ抜群の選手です」と太鼓判を押す。肩の調子も上向いている。初戦で見せた好投は、チームにも自信をもたらしたに違いない。

乗附ライオンズ−ジュニアピープルズ7回表乗附ライオンズ1死二塁、右越え適時二塁打を放つ轟選手

■均衡破る決勝点挙げた
 乗附ライオンズ 轟 滉平選手(6年)

 「いける」。七回表一死二塁。ジュニアピープルズの投手が投げたインコース高めの球を、乗附の轟滉平選手(六年)は思い切りはじき返した。バットの芯に当たった感触はない。「アウトかな?」。が、眼前の白球は、はるか右翼スタンド側に。二塁まで無我夢中で走った。

 チームの雰囲気は、それまで硬かった。大会直前に水戸市で開かれた軟式野球・全日本学童大会の疲れもあった。

 轟選手も一、三回、それぞれ1安打を放ったが、得点につながらなかった。

 木村恭司監督から、「おまえに任せた」と声を掛けられ轟選手は、七回の打席に立った。その一打が、一進一退の試合の均衡を破り、流れを乗附に引き寄せた。

 「自分にとっては最後の大会。絶対優勝したい」という思いがあった。日焼けした顔に、優勝に向けた強い決意がにじんだ。

(2008年8月23日・東京新聞群馬版)

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■ 山 梨 ■

池田 好投届かず/向原 猛追届かず

新座選抜−向原少年野球7回裏、2死二、三塁で1点差に迫る右中間2点適時打を放つ向原・武藤廉選手

 池田(山梨)はエース・山寺博也投手が好投。「試合前は緊張していたけど、投げ始めたら県大会と同じでした」と落ち着いた投球で、美谷本ファイターズ打線を2安打に抑えた。しかし、5回に味方失策で2点を献上、すぐさま同点としたが、6回にも失策で勝ち越しを許し、悔しい敗戦。

 「エースは100点満点の投球でした」と中村勝監督。「なんとか好投に報いたかったですが…。打線も一度は同点に追いついてくれたし、子どもたちには良い経験になったと思いますよ。これをきっかけに、大きく成長してくれるんじゃないかと思います」−。

 初の関東出場で初戦突破を目指す向原少年野球(山梨)は初戦で優勝候補の一角・新座選抜と対戦。強打の新座に初回、先制を許し、5回までに0−6。ここから怒とうの反撃で最終回には1点差まで詰め寄り、さらに2死三塁としたが、あと一本が出ず、一歩届かなかった。

 6回からリリーフとして登板、打っても最終回、1点差に迫る適時二塁打を放った武藤廉君は「最後は自分が打って、みんなにつなげようと。全力でプレーできたので、負けても悔いはないです」と、悔しい結果にもさわやかな表情を見せていた。

(2008年8月26日・東京中日スポーツ)

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