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=東京新聞の記事= 第2日 8月23日

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■ 総 合 ■

群馬と千葉 決勝に進出

 「東京新聞カップ・第三十一回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十三日、宇都宮市の県総合運動公園野球場など2球場で準々決勝と準決勝の計6試合が行われた。

 準決勝の関根ファイターズ(群馬)−美谷本ファイターズ(埼玉)戦は関根が七回、大量点を挙げ逆転勝ち。琴田スポーツ少年団(千葉)−新座選抜(埼玉)戦は琴田が特別延長ルールで新座に辛勝。二十四日の決勝戦で、両チームが関東一の座をかけて戦う。

(2008年8月24日・東京新聞)

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■ 千 葉 ■

琴田 決勝に進出 飯島投手2試合投げ抜く

延長戦を制して決勝進出を決め、笑顔を見せる琴田スポーツ少年団ナイン=栃木県総合運動公園野球場で

 東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十三日、宇都宮市の県総合運動公園で準々決勝と準決勝が行われた。県代表の琴田スポーツ少年団(旭市)は、準々決勝で乗附ライオンズ(群馬)に7−3で勝利。準決勝でも特別延長戦の末9−6で新座選抜(埼玉)を下して決勝に駒を進めた。二十四日の決勝では関根ファイターズ(群馬)と対戦する。

 琴田は効果的に追加点を奪い逃げ切った。初回、制球が定まらない乗附・井野投手の立ち上がりを攻め、江ケ崎選手の右前適時打などで3点を先制。三回に2点を失うが、その裏宮原選手の2点適時三塁打などで3点を加え試合を決めた。先発の飯島投手は、8安打を許すも要所を締め完投した。

 準決勝は七回で決着がつかず、無死満塁から攻撃が始まる特別延長戦までもつれた。2−0のリードで迎えた六回裏、飯島投手が5連打で4失点、新座に逆転を許す。しかし土壇場の七回、多田選手の犠牲フライなどで追いつき「負けたことがない」と飯島監督がいう特別延長ルールに持ち込んだ。延長八回、相手の守備の乱れなどから一挙5点を奪い、辛くも勝利した。連投の飯島投手は終盤疲れが見えたものの、最後は気迫のこもった投球で粘る新座を振り切った。

 (那須政治)

■チームの柱 必勝誓う 飯島将輝投手

 「一日で15回を投げたのは初めて」と2試合を力投した琴田の飯島将輝投手は試合後にこう振り返った。準々決勝から準決勝開始までの間はわずか30分弱。ストレッチや栄養補給に充てたからこそ可能だったかもしれない。約250球を投げ「疲れた」と本音もポロリ。

 身長170センチ弱の飯島投手の大きい体は、主将・エース・中軸とチームの大黒柱。この日は2試合連続のランニング本塁打も放った。だが準決勝では、同点に追いつかれた動揺からか、自らのボークで逆転を許す。父親でもある飯島和俊監督が「体は大きいが気力はまだ弱い」と話す一面もあるが、まだ小学生。将来が楽しみだ。「みんなを信じて、気を抜かず最後まで粘って戦う」と決勝のマウンドに臨む。

(2008年8月24日・東京新聞千葉版)

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■ 埼 玉 ■

県勢ともに3位 新座選抜/美谷本ファイターズ

 「東京新聞カップ・第三十一回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十三日、宇都宮市で準々決勝と準決勝が行われた。県代表の新座選抜は準々決勝を明保学童(栃木)に6−0で快勝したが、準決勝で琴田スポーツ少年団(千葉)に延長の末、6−9で惜敗。美谷本ファイターズも準々決勝は4−2で舟木スポーツ少年団(茨城)に勝ったが準決勝で関根ファイターズ(群馬)に5−12で敗れ、ともに3位に終わった。 (水越直哉)

3位となり、メダルを胸に記念撮影する新座選抜ナイン

■延長で涙のむ 新座選抜

 準々決勝では相手のミスなどで着実に得点を重ねた新座打線が、1回戦に続く6得点を挙げた。投げては斉藤大樹選手が6安打完封。危なげない試合運びで準決勝に駒を進めた。

 準決勝は0−2と先行されたが、六回に4番加藤海謙選手からの5連打で4点を奪い逆転に成功。しかし先発太田龍之介選手に代わった斉藤選手が七回に打たれ、4−4の同点に。「選抜チームでは初めての経験だった」(大内勝蔵監督)という無死満塁から始まる延長戦。ミスが連なって5失点を喫した。攻撃は押し出しの2点のみで打線は沈黙、準決勝で涙を流した。

3位の表彰を受ける美谷本ファイターズナイン

■最後に力尽く 美谷本

 1回戦に続き、足を絡めた攻撃で美谷本が準々決勝を制した。長打こそないものの8個の盗塁で敵の守備陣を翻弄(ほんろう)。2−2の六回裏には、一死満塁で佐藤将武選手が見事スクイズを決め、決勝点となった。

 準決勝は1点を奪い合うシーソーゲームに。六回に敵失で三たび追いつき、勝ち越した美谷本だったが、七回に主戦の遠藤和選手と、代わった中田知明選手が打ち込まれ8失点。何度も食らいつくねばりもむなしく、最後に力尽きた。

 遠藤選手は地方大会を通じて、初めてマウンドを降板。「チームに迷惑をかけて悔しかった」。スタミナをつけて雪辱を期す考えだ。

(2008年8月24日・東京新聞埼玉版)

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■ 茨 城 ■

舟木 4強進出ならず 埼玉代表に2―4で惜敗

試合終了後、美谷本ファイターズに礼をする舟木スポーツ少年団ナイン=栃木県総合運動公園C球場で

 東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十三日、宇都宮市の栃木県総合運動公園野球場で準々決勝と準決勝計6試合があった。県代表の舟木スポーツ少年団(鉾田市)は準々決勝で埼玉県代表の美谷本ファイターズに2−4で敗れ、ベスト4進出はならなかった。 (中津芳子)

■4回以降加点できず

 両チームの堅い守りが光った試合。好機で確実に加点した美谷本が接戦を制した。

 1点を先制された舟木は三回表、久野太優(六年)、薄井健汰選手(同)のスクイズで逆転。しかし、五回に同点とされると、六回には連続四球と安打で2点を失った。相手投手の緩急をつけた投球に対応できず、打線も沈黙。四回以降、追加点を奪えなかった。

■監督・主将談話

<石崎照男監督> 相手投手の投球にタイミングを外された。選手たちは緊張していたのか、本来の力が発揮できなかった。もういっぺん鍛え直しだ。

<久野太優主将> 全体的に悪かった。自分のエラーで点が入ったのがとても悔しい。悔いの残る試合だった。

美谷本ファイターズ相手に力投する舟木スポーツ少年団の藤枝投手

■『もっと走り込みたい』
  エースの藤枝投手

 「思い切り投げるか、ストライクを取りに行くか、自分の中で迷いがあった」。今大会で2試合を投げた舟木のエース、藤枝浩平投手はそう言って肩を落とした。

 1回戦から制球が定まらなかった。準々決勝でも6個の四球を与え、相手に反撃のチャンスを作らせた。制球難からくる不安から、思い切り投げられない。再三のピンチにも「ひたすらミットをめがけて投げるだけ」と強気の投球を心掛けたが、チームに勝ちを呼び込めなかった。

 父・靖雄さん(40)の影響で四年生から野球を始め、「打たせて取るのが楽しい」と、五年生から投手に。今月中旬に出場した別の野球大会では、見事な制球を披露。チームを準優勝に導いたほどだ。今大会の突然の不調に「本人は口にしないが、疲れがたまっていたのかも」と靖雄さん。「ここまで連れてきてくれたので、お疲れさんと声を掛けてあげたい。少し、休ませてあげたいですね」と息子を気づかった。

 「もっと走り込んで下半身を強くしたい」と藤枝投手。166センチの大きなエースは、次の大会へ向け、早くも気持ちを切り替えていた。 (中津芳子)

(2008年8月24日・東京新聞茨城版)

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■ 栃 木 ■

県勢 4強逃す 宝木ファイターズ/明保学童

 「東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は23日、県総合運動公園野球場で準々決勝と準決勝が行われた。県代表の宝木ファイターズ(宇都宮市)は、群馬県代表の関根ファイターズに1−2、明保学童(同)も埼玉県代表の新座選抜に0−6と、いずれも準々決勝で敗退した。 (横井武昭、宇田薫)

関根ファイターズ−宝木ファイターズ 1回裏宝木ファイターズ無死三塁、青木賢選手の二ゴロで先制のホームを踏む船山選手。捕手羽鳥選手=県総合運動公園C球場で

■逆転、1点に泣く 宝木

 宝木は一回裏、先頭打者の船山主将が右中間を破る三塁打を放ち、後続の二ゴロで先制のホームを踏んだ。だが、二回表に適時三塁打で同点に追いつかれ、三回表には関根の高橋選手が放った痛烈な当たりを左翼が後逸。その間に打者が生還し、勝ち越し点を決められた。五回裏、二死三塁で一打同点の好機を迎えたが、船山主将が二ゴロに倒れ、あと1本が出なかった。

■好機生かせず 明保

 明保学童は、失策から失点を重ね、最後まで主導権を握ることができなかった。1点を先制された後の五回、新座選抜に無死一塁とされると、内野守備陣の連係ミスや外野フライの落球が続き、3失策と長打で一挙4点を奪われる。その後も相手投手の手元で落ちる球に苦しめられ、好機に1本が出ない。最終回に大村、安部両選手の連続安打などで一死満塁としたが、後続が倒れた。

新座選抜−明保学童 5回表新座選抜1死三塁、打者高橋洸選手のとき、マウンドで亀田監督(左端)の指示を聞く明保ナイン=県総合運動公園野球場で

■監督・主将談話

<宝木ファイターズ・古沢明監督> 相手投手に外角ぎりぎりを突かれ、思うような攻撃ができなかった。バッティングも相手が上回った。

<同・船山貴大主将> 後半、焦って球を打ち上げてしまう一番悪いパターンになり、自分たちの機動力野球ができなかった。

<明保学童・亀田浩実監督> 焦りから失策が出てリズムがつくれなかった。選手は最後まで全力で戦った。

<同・星野順樹主将> みな緊張があったと思う。投手が頑張っていたので打ちたかった。悔しい。

関根ファイターズ−宝木ファイターズ 1回裏宝木ファイターズ無死三塁、青木賢選手の二ゴロで先制のホームを踏む船山選手。捕手羽鳥選手=県総合運動公園C球場で

■小さな遊撃手『悔いない』
 宝木ファイターズ・船山貴大主将

 試合終了のサイレンが鳴る。船山貴大主将ら6年生の最後の夏が、幕を閉じた。

 相手の強力打線に何度も外野越えの安打を浴びた。3回表に逆転された後も、再び追加点のピンチに。

 だが、守備の要・遊撃手である本人は動じない。難しいバウンドを2球続けて絶妙な一塁送球。2死をもぎ取り、嫌な流れを止めた。古沢監督も「守備は県内で3本の指に入る。彼のとこに飛んだら安心して見ていられる」と太鼓判を押す。

 「ツーアウト、ツーアウト!」。ナインを励ます声がグラウンドに響く。140センチと体は小さいが、存在感は誰よりも大きい。何たって、野球は「3度の飯より好き」だから。

 小学校最後の大会を、大好きな仲間と勝ちたかった。「みんな頑張った。思いっ切りやったから悔いはありません」。顔をぐっと上げて、小さな主将は仲間の健闘をたたえた。曇りのない、真っすぐな瞳だった。 (宇田薫)

(2008年8月24日・東京新聞栃木版)

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■ 群 馬 ■

関根ファイターズ決勝へ 乗附は準々決勝で敗退

関根ファイターズ−美谷本ファイターズ 2回表の攻撃前に木原監督(左端)の指示を聞く関根ファイターズナイン=栃木県総合運動公園C球場で

 「東京新聞カップ・第31回関東学童軟式野球大会」(関東軟式野球連盟連合会、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は二十三日、宇都宮市の栃木県総合運動公園野球場で準々決勝と準決勝が行われた。県代表の関根ファイターズ(前橋市)は、準々決勝で宝木ファイターズ(栃木県)を2−1で破り、準決勝に進出。準決勝でも、美谷本ファイターズ(埼玉県)から最終回に8点を奪い、12−5で快勝、大会初出場で決勝進出を決めた。大会2年連続出場の乗附ライオンズ(高崎市)は、準々決勝で琴田スポーツ少年団(千葉県)に3−7で惜敗し、準決勝進出はかなわなかった。 (神野光伸)

 準々決勝で宝木ファイターズを1点差で振り切り、勢いに乗った関根ファイターズは、準決勝で最終回に美谷本ファイターズから計8点を奪い、決勝への切符を獲得した。

 宝木に1点を先制された準々決勝二回、関根は一死二塁から、浅見選手が中越え適時三塁打を放ち同点に。三回には、大野選手の無死一塁からの右越え適時三塁打で貴重な2点目を挙げ逃げ切った。

 準決勝では、六回に美谷本に1点のリードを許したが、最終回に押し出し四死球などで一挙に8点を奪い、試合を制した。

 乗附ライオンズは、主戦・井野選手が不調。琴田スポーツ少年団の攻守を攻略できず、2年連続で大会準々決勝で姿を消した。

 乗附は初回、井野選手が制球を乱し3四球。押し出しなどで3点を先制された。三回には二安打などで反撃したが、この回にも3四球を与え、琴田に3点を奪われた。五回には二死一塁から、糸井選手の左越え適時三塁打で1点を加えたが、その後は反撃の好機をつくれず涙をのんだ。

■監督・主将談話

<乗附ライオンズ・木村恭司監督> 粘り強さがなく、乗附の野球ができなかった。相手に気持ちで負けていた。

<同・小田桐郁弥主将> 後輩たちには、きょうの悔しさをバネにして練習を頑張って全国制覇してほしい。

7回表1死満塁、鈴木駿選手の死球でホームイン、雄たけびを上げる羽鳥主将

■逆転を信じてチームをけん引
 関根 羽鳥裕主将(6年)

 ナインへの主将の鼓舞は、グラウンド中に響き渡った。「まだ一回残っている。気合を入れろ」。美谷本ファイターズに1点をリードされた六回終了後、関根ファイターズの羽鳥裕主将(六年)は声を張り上げた。

 このメンバーで試合に出場できるのは、本大会が最後になる。落胆の色が広がったナインの背中を押した羽鳥選手自身、頭の中は真っ白になっていたが、最終回での逆転を信じ続けた。

 昨年秋から主将としてチームをけん引してきた。一年生であこがれのキャッチャーを任され、本大会では八月に負傷した右足を引きずりながらキャッチャーマスクをかぶった。元気と責任感は、人一倍ある。

 もう少しで優勝に手が届く。ここまで来たらもう引き下がれない。「群馬の代表として悔いの残らないよう全力でプレーしたい」。声をからしながら熱っぽく語った。

準々決勝で琴田スポーツ少年団相手に力投する乗附ライオンズの井野投手

■皆でプレー、楽しかった
 乗附ライオンズ 井野仁太投手(6年)

 腕が、いつもより振れていない。違和感を覚えたまま、投球を続けた。準々決勝。乗附ライオンズの主戦・井野仁太選手(六年)が外角中心を狙った球は、意にそぐわない方向に向き、初回から四球が重なった。焦燥感が募った。

 昨年の本大会で準々決勝敗退後、「もっともっと上へ。全国制覇へ」と腕を磨いてきた。自分がチームを支えなければ、という強い思いがある。監督やナインの「落ち着け」という声が、いつもの投球に戻してくれた。気持ちは落ち着き、終盤には打たせて捕る野球ができた。

 「皆でプレーができて楽しかった」。

 幼稚園の時から乗附の練習に交じって野球に親しんだ。あこがれは、ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手。中学校進学後も野球を続けるつもりだ。やりたいのはもちろん「ピッチャーです」。

(2008年8月24日・東京新聞群馬版)

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