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【東京都知事杯争奪】

山野レッドイーグルスA 完封初V【みんなのスポーツスペシャル】

2010年8月3日

大会初優勝を果たした山野レッドイーグルスA

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 都知事杯争奪・第33回東京都学童軟式野球大会(都軟式野球連盟、東京中日スポーツ・東京新聞主催)の準決勝と決勝が31日、八王子市上柚木球場で行われ、山野レッドイーグルスA(世田谷)がフレール(大田)を下して優勝した。不動パイレーツ(目黒)と瑞穂ジャガル(瑞穂)が3位に入賞。山野レッドとフレールは12日から神奈川県厚木市で行われる関東学童軟式野球大会に東京代表として出場する。

◆清水晴君快投&3安打

 5−0、完勝。三塁側の山野ベンチと応援スタンドに、笑顔と涙があふれた。全日本学童での東京制覇から4年、「準決勝も初めてだった」(釜屋邦明監督)という都知事杯で、歓喜の初優勝を果たした。

 全日本学童は世田谷大会で敗退し、雪辱を期して臨んだ都知事杯。本命とは言い難かった。それでも、全日本学童との重複出場が認められている多くの地区で代表チームが入れ替わるなど、混戦模様の今大会で、大会常連らしい試合巧者ぶりに加え、投打が飛躍的に成長し、かみ合った。

優勝を決め、マウンドに駆け寄る山野レッドナイン

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 決勝では初回、敵失を足掛かりにフレールの好投手・坂上聖主将から2点を先取。5回と7回にも追加点を奪い、投げては軟投の清水晴海投手が巧みなコースワークで強打のフレール打線を封じ、エース・柳澤純投手へとつないだ。

 「相手投手も良く、厳しい試合を予想しましたが、上位打線がよく打った」と釜屋監督。1番・板倉光陽君が2安打、2番・清水晴君が3安打で好機を演出、3番・高鳥将希主将もきっちりと仕事をした。

 今大会のラッキーボーイ・清水晴投手は「みんなで打って、守って、一丸で勝つことができた」と笑顔満面。これまで公式戦での登板経験はほとんどなかったが、「打者を考えて打ち取るのがすごく楽しい」と、投球の楽しさに目覚めた様子だ。高鳥主将は「打線がまとまり、連打が出るようになった」。準々決勝以降、調布メンパースA(調布)、元加賀A(江東)、瑞穂ジャガル、そしてフレールと、好投手をことごとく打ち崩した打線も、しっかりと成長を見せた。初出場となる関東大会でも大暴れの予感だ。

準優勝のフレール

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◆フレール関東で挽回だ!!

 全日本学童では、実力を発揮できないまま1回戦(対船堀ダックスクラブ=江戸川)で敗退したフレール。都知事杯では本来の勢いを取り戻し、決勝まで駆け上がったが、栄冠にはついに届かなかった。

 1回、山野に先手を許すと、強打線の打ち気がことごとく空回り。山野・清水晴投手の投じたコースギリギリの緩い球に、三塁側へのファウルや飛球を連発した。

 まさかの完封負け。「1試合目の(不動パイレーツとの)激戦で気が抜けた部分もあったかな。それにしても打てなかった」と高橋雄一監督。2試合で230球近くを投げ抜いたエース・坂上主将は「全日本の悔しさをバネに、みんなで励まし合ってここまで来られた。いい試合ができました」と前を向いた。

 坂上主将とともに、打線の中軸としてチームの躍進を支えた我妻啓太捕手は「スローボールに力んでしまって…」と肩を落としたが、「去年よりも力はついてると思う」。昨年の井端杯準Vメンバーのうち5人(坂上君、我妻君と見澤龍治君、青野甲治君、高橋海人君)が残り、戦力は充実している。「まずベスト4を目指したいと思う」という坂上主将を先頭に、関東大会ではチーム一丸の巻き返しを図る。

 ▽決勝

山野レッドイーグルスA

    2000201|5

    0000000|0

フレール

(山)清水晴、柳澤−高鳥

(フ)坂上−我妻

3位の不動パイレーツ

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◆不動「伸びてくれた」手応えの銅

 不動パイレーツはフレールとの準決勝で終始、先手を奪いながら、最終回に逆転されて決勝進出を逃した。深井利彦監督は「フレールの中軸はやっぱりすごい。マークはしてたんですが、それでも打たれた。完敗ですよ」と嘆息した。それでもチーム初の銅メダル獲得。「この大会では、全日本ではベンチを温めていた大橋(慶万)君がラッキーボーイの活躍をしてくれたりと、みんなが刺激し合いながら伸びてくれました」と大きな手応えも感じ取った様子だった。

◆瑞穂「負けを忘れず頑張ります」

3位の瑞穂ジャガル

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 瑞穂ジャガルは準決勝で山野に敗れ、3位で大会を終えた。ここまで好投のエース・根岸優太君の乱れを山野打線に突かれ3−10。一昨年の成績に並ぶ快進撃を見せたが、酒井清吾監督は準決勝のスコアに「四球、エラーと、いつになく不安定でしたね…」とぼう然。年頭からこの大会を目標に、平日にも練習を行ってきた。「厳しい練習だったけど、ここまで来れたから」と村山裕之介主将。「この負けを忘れず、これからは何点とられても声を出して、しっかり自分のプレーができるよう頑張ります」−。

(東京中日スポーツ「みんなのスポーツスペシャル」より)

 

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