東京新聞

東京新聞にダメ出し会議のロゴ

第3回 VS イクメン

 「育児をしない男を、父とは呼ばない」。厚生労働省は十数年前、こう呼びかけましたが掛け声倒れに終わっていないでしょうか。「イクメン」という言葉こそ浸透してきたものの、父親が育児の主役という家庭はいまも少数派のようです。そこで「東京新聞にダメ出し会議」では「イクメン編」を企画しました。子育てに頑張る父親の皆さんの声に耳を澄ませます。

 ※最新のブラウザでご覧ください。お使いのブラウザによっては正しく表示されない場合があります。

下にスクロール

さまざまなライフスタイルの発信を 堀込泰造さん

子どもたちに多様性を伝えて 佐久間修一さん

イクメンという言葉を使わないで 太島浩さん

子供が夢を持てる新聞を 菊池優哉さん

紙ならではの出会いがある

──新聞読みますか?

太島    結婚前から妻が購読していた東京新聞を継続している。庶民、弱者、マイノリティーに目を向け、権力にこびない姿勢が大好き。授業の教材として扱うために、生徒に読ませたい記事を切り抜いている。

佐久間   子どもが生まれて、テレビを見ない生活に。ネットでパソコン画面に目が向くのも抵抗感があった。でも新聞なら目の端で必ず子どもが見られる。専業主夫なので、家計のことを考え一番安い新聞を探したら東京新聞だった。

菊池    求人関係の仕事をしており、雇用問題などに関するニュースは会社のメールで流れてくる。ネットで事足りちゃう。実家は購読しているが、折り込み広告が重要という感じ。

堀込    ぱらぱらめくっているうちに、偶然、自分は興味ないと思っていたのに面白いことを見つける手段として、紙媒体の役割は大きいと思っている。

人との共通点見いだす

──育児とメディア

佐久間   おむつはどこのメーカーがいいか、授乳は何時間おきかを知りたいと育児書も読んだけど、先輩から学ぶのが一番。生活面で男性の子育てやスーパー主夫のコラムがあるけど、人は人、我は我かな。

堀込    僕は人の意見やメディアでいくつか情報を仕入れて共通点を見いだして、自分で納得してやってみる。男性の育児については、もっと当たり前のこととして取り上げてほしい。

太島    フィンランドには「イクメン」に類する言葉はないと本で読んだ。男性が育児に参加するのが日常なので、ニュースにもならないらしい。

菊池    でも、数だけ見たらやっぱり特別なのかな、という気が。女性管理職が話題になるのと同じように。その女性からしたら「私は普通に働いているだけ」っていう感覚だと思う。

子どもに作らせたら?

──こんな記事なら

菊池    子どもの医療費や保育料は自治体によって違う。都内に引っ越したら、保育料が安くてびっくりした。行政サービスを比較するような記事があれば、子育て世代にとってはいい。

太島    成功した一握りの人のすごい話より、普段は日の目が当たらないけれどいきいきと生きている人たちを紹介してほしい。そんな姿は人間の生き方として充実しているし、子どもに読ませたい記事。

堀込    そうそう。さまざまなライフスタイルがあっていいんだよ、という部分を発信してほしい。

佐久間   生き方の多様性を見せる記事は、社会部、政治部などさまざまな部署がある新聞が得意なはず。あと、子ども向けの記事はあるが、大人目線からの「子ども向け」になっている。いっそ、子どもに作らせてみては。それをできる度量があるのは東京新聞ぐらいじゃないか。