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【探訪 都の企業】

<韓流編2>【上】チェゴヤ(品川区東五反田) 伝える“韓食”の文化

2011年3月5日

メニューを説明する「チェゴヤ」の高橋照雄社長=東京都品川区のチェゴヤ五反田本店で(戸田泰雅撮影)

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 韓流お好み焼きのチヂミ、春雨を使ったチャプチェ、鍋料理のチゲ…。“韓食”を楽しむ幅広い年代の女性客やカップルらで連日にぎわう韓国料理店「チェゴヤ」の本店。経営者の高橋照雄社長(55)は「もともと韓国とは何の縁もなかったんです」と明かす。

 商社マンだった高橋社長が韓国料理に出合ったのは三十年前だ。高橋社長は「たまたま旅行で訪れた韓国で地元の料理を口にした瞬間、すばらしい食文化に魅せられた」という。「米を主食としながら、味付けや食材、食事のマナーなどが日本料理とまったく違う。これは日本でも受け入れられると確信した」と語る。

 チェゴヤが開店したのは、“韓食”と出合ってから十五年以上たった一九九八年だった。高橋社長は「やはり韓国料理といえば焼き肉という時代が長かった。焼き肉店以外の韓国料理店も、多くが本格的で高価格帯の店ばかりだった」と話す。だから開店後も当初は「店に入ってきても、焼き肉専門店じゃないと分かると、そのまま帰って行くお客さまもいた」と振り返る。

 経営が軌道に乗り始めたのは開店後二、三年を経てからだ。芸能界の関係者やスポーツ選手が「チェゴヤに行っているらしい」という口コミ情報が少しずつ広がり、人気が浸透していったという。

 さらに、昨年民放で放映された人気ドラマのロケに使われたことも、人気に拍車をかけた。メンバーの分裂後も驚異的な人気を保つ韓国のダンス&ボーカルグループ「東方神起」。同グループでメーンボーカルを担当したジェジュンがドラマの中で使った席は、ファンの間で“聖なるイス”になっていて、「撮影で使った席で食事をしたい」という求めが後を絶たない。

 高橋社長は「スンドゥブチゲが一番人気ですね」と紹介する。絹ごし豆腐を使ったチゲだ。チェゴヤは、豆腐や野菜を使ったメニューが豊富なのが最大の特徴。女性客からも「ヘルシーでいい」と人気が高い。

 すでに「チェゴヤ」は、首都圏を中心に北海道から沖縄まで全国展開している。しかし高橋社長は「すでに十店舗以上の新たな開店が決まっている。安くて気軽で、しかもおいしい韓国の味を楽しんでもらいたい」と、貪欲だ。

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 KARA(カラ)の分裂騒動、東方神起の本格的な活動再開…。韓流の話題は今年も尽きない。高成長を続ける隣国経済を意識しながら、力強くビジネスを展開する“都の韓流企業”を再び探訪した。 

 

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