東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 探訪 都の企業 > 記事

ここから本文

【探訪 都の企業】

<ビジネス交流展編>工夫のレシピ5000種 あす東京国際フォーラムに155社

 二十七日に東京国際フォーラム(千代田区)で開く東京TYフィナンシャルグループの「TOKYO TY ビジネス交流展2016」(東京新聞後援、入場無料)には百五十五の企業・団体が出展し、独自の製品や技術を披露する。注目の会社を前日に続き紹介する。 (北條香子)

「健康メニューにも力を入れてきた」と話すニッコクトラストの須藤高志社長=東京都千代田区で

写真

◆ニッコクトラスト(中央区) 全国950カ所で給食

 今年、創業七十五年を迎える老舗の総合給食業、ニッコクトラスト(中央区)は全国約九百五十カ所で社員食堂(社食)や学校給食、病院食を運営する仕事を引き受ける。

 須藤高志社長(64)は「一般のレストランと違い、社食や給食は毎日同じお客さんに食事を出すことになる。飽きられないよう、あらゆる調理法でさまざまなジャンルの料理を出している」と話す。社内には季節感のある五千種類以上のレシピを用意している。

写真

 従業員はパートやアルバイトも含め約八千人にのぼる。衛生管理を徹底するため、マニュアル作りや全従業員が対象の安全管理講習に力を入れる。各営業店では調理器具や食器の取り扱いも一つ一つ点検する。「もし集団食中毒が発生すれば、顧客企業が操業停止に追い込まれかねない」と責任を感じるからだ。

 社食を通じて従業員の病欠を減らし、医療費を抑えてもらおうと健康重視のメニューを考えたのは一九七九年。最近、社会的なブームになった社食のヘルシーメニューより、ずいぶんと早かった。須藤氏は「うちはボリュームを抑えた、減塩のヘルシーメニューをずっと提供してきた」と自信を見せた。

◆テクノシステム(横浜市) 「水」「食」「電気」を提供

 「生活に必要な水、食、電気を安全安心に提供・配給する」をモットーに、海水を飲料水にする海水淡水化、フードシステム、再生可能エネルギーの三事業に力を入れている。

 交流展には、スープやカレーをボタン一つで提供できる「デリシャスサーバー」と、場所や時間を選ばずに海水を飲料水にする携帯型海水淡水化装置を出展。

 海水淡水化装置は、スーツケースに入る小型で、海水などから一日千八百リットルの飲料水を造ることができ、災害時や途上国の水不足に役立つという。担当者は「今後の事業展開に向け、交流展でさまざまな企業と接点が持てれば」と話す。

◆東西合成(台東区) 品質管理自信の商社

 製品や試作品の部品を、顧客の要望に応じてメーカーから仕入れて提供する。仕入れた部品は三次元測定器で寸法などを確認し、自社で品質を確認した上で顧客に渡す。「単なる商社ではなく、徹底した品質管理が強み」と横滝昌樹社長は力を込める。プラスチック製品やゴム製品、スポンジ、金属部品などを扱っている。

 OA機器から玩具、乗用車など、取り扱う分野は多岐にわたる。当然、寸法もごく小さなものから大きなものまでさまざまだ。量産は海外でするが、展示会用の試作品を国内で短期間で作りたいなどの要望も寄せられる。横滝社長は「展示会では、ちょっと変わったものを並べる予定」と意気込んでいる。

◆山勝電子工業(川崎市) 劣化フィルム4K化

 プリント基板の設計技術を土台に、製品やシステム機器の開発から製品化まで一貫して受注する。

 情報通信や医療機器、工業用ロボットから宇宙関連まで、メーカーの要望に応じてさまざまな製品を開発。試作や量産まで手掛ける製品は年間五百〜六百点に及ぶ。半導体の検査装置などのシステム機器も、ハードの設計からソフトの開発まで請け負う。「長年培ったプリント基板の技術を生かし、上流から下流まで任せてもらえる」と金究武正(かなくつたけまさ)社長。

 劣化してぼろぼろになったフィルムを4Kに高画質化する特殊なシステムも開発。歴史を記録した貴重なフィルムをブルーレイに焼き込めば、長期保存できる。交流展で見本映像を披露する。

 

この記事を印刷する

PR情報