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【南海トラフ巨大地震】

断水 神奈川23万人、東京15万人

 南海トラフ巨大地震の想定では、首都圏の一都六県でも水道が使えない人が四十三万五千九百人に達するなどの被害が見込まれる。首都直下地震の想定より影響は小さいものの、高度に発達した交通網への打撃も予想され、警戒は必要だ。

 一都六県の被害の最大値を見ると、断水人口は神奈川の二十三万人が最多で、東京十五万人。断水率はそれぞれ3%と1%。90%以上が続出する中部以西より格段に低い。東京湾北部を震源とする首都直下地震の被害想定では東京の断水率は34・5%に上る。

 今回の想定で停電軒数は南関東の一都三県で六万八千八百軒。うち七割近くを占める神奈川でも停電率は1%にとどまる。

 道路の被害は一都六県で千九百十カ所。埼玉、神奈川、東京で被害が目立つ。鉄道施設では、新幹線を含む七百九十カ所が被害を受ける。東日本大震災の時と同様、帰宅困難者が大量に発生し、首都の交通網は大混乱する恐れがある。

 発生一日後に各都県で生じる最大避難者数は、神奈川が七万七千人で、千葉五万八千人、東京一万五千人、埼玉四千三百人、茨城千三百人の順。

 各都県は、首都直下地震などを前提に、地域内の被害を厳しく見通し、今回の数値は想定内とする見方が多い。神奈川県の担当者は、ライフラインの被害や避難者対策については「取り組みにあまり影響はない」と冷静に受け止めている。

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