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【再生の原風景 渡良瀬】

<ラムサール湿地>渡り鳥のオアシス

人工の浮島を飛び立つキアシシギの大群。大群の飛来は珍しい光景だ=栃木県栃木市で

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 都心から電車に乗って約1時間。渡良瀬遊水地は東西約6キロ、南北約9キロ、一周すると約30キロ。面積は約3300ヘクタールで、JR山手線の内側の半分に相当。このうち、2861ヘクタールが今回、ラムサール条約に登録される。初めて訪れた人は広いアシ原に驚く。

 遊水地南側に貯水池の谷中湖がある。下流域にあるダムのため、常に水質が問題になり、水質改善の目的で人工の浮島が造られた。

 この浮島に5月中旬、キアシシギの大群が渡来し、約2週間滞在した。長年、遊水地の野鳥を観察する日本野鳥の会会員の内田孝男さん(61)は「250羽以上確認した。過去に例がない数」と珍しい光景に驚いた。

 キアシシギはオーストラリアなどの越冬地からシベリアなどの繁殖地に向かう途中、日本の湿地に立ち寄りエネルギーを補給する。渡り鳥にとって体力を回復できる湿地は国際的に貴重なオアシス。初めてみる大群の飛来は、同条約登録を祝福するかのようだ。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

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