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【再生の原風景 渡良瀬】

<ラムサール湿地>七変化の川霧

朝の光を浴びて色を染める川霧。2羽の水鳥が霧の中を飛んだ=栃木県小山市で

写真

 渡良瀬遊水地のラムサール条約登録で関東地方の登録地は、谷津干潟(千葉県習志野市)、尾瀬(群馬県片品村など)、奥日光の湿原(栃木県日光市)を含め4カ所、全国では46カ所となる。環境省は一昨年秋、国際的な基準を満たす湿地をリストアップした。

 これらの湿地の中で渡良瀬は川霧の風景で知られる。数多く撮影してきたが、自然の営みが作る一瞬の美にいつも心癒やされた。開発による全国的なアシ原の減少で、湿地の川霧は珍しい風景になった。未来に残したい貴重な日本の原風景である。

 川霧は四季を通して見られるが、早春から初夏と晩秋の季節が規模が大きくて壮観だ。日の出前、アシ原から湯気のようにわき立つ。日が昇ると、光を浴びて白から赤紫、オレンジ、黄と刻々と色を変えていく。30分前後のドラマだ。発生する条件は無風と晴れ、冷え込み、高い湿度など。しかし、期待はずれの日も多く、その朝に一喜一憂する。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

東京新聞フォトサービス

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