東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > アーカイブ2013 > 再生の原風景 渡良瀬 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【再生の原風景 渡良瀬】

<ラムサール湿地>パノラマの連山展望

東京電力福島第一原発事故によるヨシ焼き中止で、緑と褐色が混在するヨシ原。夏の朝、珍しく北の山並みが一望できた。左は赤城山。右は男体山=栃木県栃木市で

写真

 渡良瀬遊水地は「野鳥の楽園」とか「絶滅危惧植物の宝庫」と形容される。この人気の二つ以外にあえて三つを選ぶと、川霧と夕焼け、連山の展望になる。これらは豊かな自然環境が見せる「芸術作品」と思う。

 川霧と夕焼けは以前に紹介したので今回は連山の展望を。同遊水地は関東平野のほぼ中央に位置するため、山々をパノラマのように望める。ただし強い風が吹く快晴の日が条件だ。東から反時計回りで、筑波山、男体山、皇海山、赤城山、浅間山、甲武信岳、富士山、丹沢山などの日本百名山が鎮座。約100年前、作家の田山花袋は「田舎教師」の中で、その眺めの美しさを称賛した。今は本の一節を刻んだ碑が茨城県古河市の雀神社脇の土手に立つ。

       ◇

 今回でラムサール湿地編は終了です。次回は日本の公害の原点である足尾の山も訪れ、渡良瀬川の上流と下流の自然再生のドラマを取材します。ロンドン五輪後に再開予定です。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

東京新聞フォトサービス

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報