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【再生の原風景 渡良瀬】

<足尾と遊水地>シラサギ1000羽舞う

厳しい残暑の夕暮れに、谷中湖の浮島のねぐらに集まったシラサギの大群。一斉に飛び上がる光景は壮観だ=栃木県栃木市で

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 渡良瀬遊水地は国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録され、間もなく2カ月。秋の訪れを告げるシラサギのねぐらが谷中湖の浮島に見られるようになった。繁殖を終えた家族らが集団で夜を過ごす。シラサギは白い鷺(さぎ)の総称で、ここではダイサギとチュウサギ、コサギに交じってアマサギが目立つ。

 「今年は約1000羽も」と日本野鳥の会会員の内田孝男さんはその数の多さに驚く。以前のねぐらはヨシ原の水辺で500羽前後。水位が上がり休む場所がなくなり昨年、移動した。谷中湖の水質改善を目的にヨシなどを植生して造られた人工の浮島だが、シラサギにとって居心地がいいのだろう。

 シラサギは夕暮れに三々五々集まる。時々、オオタカが現れると群れは一斉に飛び立って旋回する。薄暮に舞う白い姿は実に壮観で、遊水地の自然の営みに魅了される。9月下旬にはチュウサギとアマサギなどは越冬地の東南アジアに旅立つ。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

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