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【再生の原風景 渡良瀬】

<足尾と遊水地>虹の祝福

秋雨が通り過ぎ、雲の切れ間から夕日が差した。その瞬間、虹がヨシ原上空に大きく弧を描いた=栃木県栃木市で

写真

 秋の彼岸の23日夕、渡良瀬遊水地の上空に大きなアーチ形の虹がかかった。朝から降り続いた雨がやみ、雲の切れ間から夕日が差し込んだ。その瞬間、東の空の雨雲に淡い幻想的な虹が出現した。まるでラムサール湿地に登録されたことを祝うかのよう。わずか数分間のドラマだった。

 虹は空中に浮かぶ水滴に太陽光が当たり、屈折と反射でできる。色は7色で外側から赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍、紫。出会った時が一番鮮やかで、すぐに色あせてしまうことが多い。この写真は広角ズームの17ミリ側で。画角は35ミリ換算で104度。

 四季の移ろいの中で、特に秋の気象と天文が美しい。秋の虹と朝霧、露の秋、秋の空、いわし雲、中秋の名月、秋日和、秋色、秋雨など歳時記の秋の季語は印象的だ。

 10月中旬から1カ月余、川霧の最盛期を迎える。日の出前後にヨシ原に漂う白い帯。発生の条件は晴れと無風、冷え込み。最高の川霧を求めて毎年何日も通う人が多い。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

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