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【再生の原風景 渡良瀬】

<足尾と遊水地>枯れ山に紅葉戻る

再生した森によみがえった紅葉と荒涼とした松木渓谷(後方)のコントラストが異彩を放つ。右は立ち枯れの木=栃木県日光市足尾町の社山で

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 栃木県日光市足尾町の社山(しゃざん)(標高1827メートル)に20日、登った。中禅寺湖畔から阿世潟峠を経て、山頂まで約3時間。例年より1週間ほど遅れた紅葉は見ごろを迎えていた。

 山頂近くで立ち枯れの木が点在しクマザサが広がった。森は赤や黄色に染まり実に鮮やか。後方にある荒涼とした松木渓谷とよみがえった紅葉のコントラストに心を打たれた。

 足尾の山の再生に長年尽力した大間々林業協同組合理事長の赤間光三郎氏(故人)と以前、社山を歩いた。

 「この斜面は草木も生えないはげ山だった」と振り返り、立ち枯れの木はアカマツだったと話した。

 山は足尾製錬所の煙害と森林の乱伐、山火事などで荒廃。1956年に国の緑化事業が本格的にスタート。半世紀の月日が紅葉をよみがえらせたが、森の再生はまだ道半ばという。

    ◇

 今回で足尾と遊水地編は終了です。次回は上流と下流の冬編を取材します。12月に再開予定です。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

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