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【再生の原風景 渡良瀬】

<冬のラムサール湿地>絶景の川霧に出会う

夜明け前、冷え込んだ思川周辺のヨシ原に漂う川霧。冬の絶景に魅了される=栃木県野木町で

写真

 渡良瀬遊水地でこの冬、絶景の川霧に出会った。夜明け前、氷点下に冷え込んだヨシ原に漂う。冬の川霧の発生は少なく、水墨画のような光景に心癒やされた。川霧は一年中見られるが、冬は湯気のようにわき立ってはすぐ消えることが多い。空っ風が吹いて乾燥しているからだろう。

 川霧に魅せられて24年間、渡良瀬の風景を撮る地元の写真作家中田友一さん(59)は「近年、いい霧の発生が少なくなった」と話す。原因は不明だが、「温暖化の影響では」と心配する。中田さんによると、冬の川霧は天気が崩れる日の方が出やすいという。晴れる日は西高東低の冬型の気圧配置になり風の影響を受ける。

 今はラムサール登録地として有名となったが、中田さんが撮影を始めた24年前は無名だった。ある写真コンテストで有名な写真家は奥日光・小田代原と勘違いして寸評したという。その後、遊水地の風景はコンテストに数多く入選し、絶景の撮影地になった。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

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