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【再生の原風景 渡良瀬】

<冬のラムサール湿地>ヨシ原に生きるタカ

冬の夕日を浴びて、ヨシ原のねぐらに入るハイイロチュウヒの雄=栃木県栃木市で

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 日本有数の猛きん類の越冬地として知られる渡良瀬遊水地。特にタカの仲間のチュウヒとハイイロチュウヒはヨシ原の地表で眠るため、ここでは数が目立つ。チュウヒは環境省レッドリストで危険ランクが高い絶滅危惧IB類に指定される。全国的に渡来数が少ないハイイロチュウヒの雄は美しい姿で人気が高い。

 この2種のねぐら入りを1月29日、第一調節池のヨシ原で観察した。日没前後に三々五々集まり、上空を一度に約10羽が飛び回る光景も。総数は40羽を超えた。

 華麗なハイイロチュウヒ雄3羽を撮影した同月20日、別のねぐらにも雄4羽が入ったと地元の鳥仲間から連絡をもらった。雄7羽が越冬するヨシ原は全国でも珍しい。

 国土地理院によると、明治・大正時代から日本の約6割の湿地面積が減少した。いまチュウヒは生息域を追われて暮らす。ヨシ原に生きるタカは貴重になった。

 写真と文・堀内洋助

 

再生の原風景 ラムサール湿地

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