東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > アーカイブ2013 > 再生の原風景 渡良瀬 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【再生の原風景 渡良瀬】

<春の足尾と遊水地>3年ぶり新芽呼ぶ炎

真っ赤な炎と黒煙を噴き上げて燃え広がるヨシ焼き。キジ(中)が一瞬、ヨシ原から飛び出した=栃木県栃木市で

写真

 渡良瀬に春を告げるヨシ焼きが17日、3年ぶりに行われた。ヨシ原の各所で火が放たれると「ゴーゴー」と音を立て、ヨシは真っ赤な炎と黒煙を噴き上げた。強風と乾燥の影響などで予定以上に燃え広がり、約9割が焼けた。ヨシ焼きは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で2年続けて中止されていた。

 土手の上から望むと一瞬、キジが炎と煙の中を飛んだ。今年初めて見るツバメも。3年分のヨシが一気に燃える光景は壮観。夕方、チュウヒのねぐらを訪れたが、完全に燃え尽くされていた。薄暮にハイイロチュウヒが黒く焼けた大地を飛び回る姿が印象的で、これを機に冬鳥は徐々に北に旅立って行く。

 ヨシ焼きの目的は良質なヨシの生育と害虫の駆除、貴重な植物の生態系保全など。例年、1週間後に新芽が顔を出す。最初に出る植物は絶滅危惧種のトネハナヤスリとエキサイゼリ、ノウルシなど。その後ヨシが芽生えて、緑が再生していく。

 

再生の原風景 ラムサール湿地

東京新聞フォトサービス

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by