栃 木 出題の傾向と解説

 県教委は七日行われた県立高校全日制入学試験の出題方針や傾向について次の通り説明した。難易度は例年並みという。

 ■国語

 漢字の読み書きや、現代文、古典など五つの大問で構成した。小説を題材に、登場人物の父と子の視点を通し読解力を問う問題などで新しい出題傾向がみられる。また「『一日一善』を実行するために何をすればよいか」という中学生からの投書に三百字以内で答える問題など、具体的な状況を想定した上の作文なども出題された。

 ■社会

 歴史、地理、公民の各分野から幅広く出題。国内の都市名と降水量、農作物など複合的な知識が問われる問題があったほか、各国の森林面積など環境関連の問題も。また国連の軍縮への動き、クレジットカードの仕組みなど、時事関連の問題も取り入れている。

 ■数学

 「数と式」「図形」「数量関係」からの出題で、知識や計算力に加え、関数や確率・統計、図形の証明問題などで総合的な思考力や表現力も求められる。コンパスや定規を使う作図問題や、正方形と長方形を並べて正方形を作るという、答えが一通りでない新型式の問題もある。

 ■理科

 物理、化学、生物、地学の各分野から、特に観察や実験を重視した出題があった。実験の方法やグラフ作成、観測記録からの読み取りのほか、校庭周辺の自然観察など身近な題材についての知識を問う問題など「自然と人間とのかかわり」にも重点を置いた。

 ■英語

 語彙(ごい)など基礎的な知識に加え、外国人講師との対話を設定した問いや、自分が通う学校について二十語以上の英語で紹介する問題などで実践的な英語能力が試される。会話に当てはまる一字の漢字を選択するヒアリング問題や、長文に続き意味が通るように文章を並び替える新傾向の問題も見られる。


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