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【埼玉】

『想定得点』などで判定 公立高校入試 西武事故で県教育局 『公平公正に判断』

2010年2月25日

 県教育局は二十四日、二〇一〇年度公立高校入試(前期募集)の合格者を発表した。十六日の学力試験では、西武新宿線の事故の影響で遅刻した八校の受験生五十一人が、国語の試験の全部や一部を受けられず、多くの高校は、国語の「想定得点」を算出するなどして合否判定した。このうち二十人が不合格だったが、県教育局は「客観的なデータで公平公正に判断されたと思う」としている。 (杉本慶一)

 学力試験の一科目目だった国語では、所沢北など六校で三十二人が試験開始後に途中から受け、川越と川越南の十九人はまったく受けなかった。うち合格者は二十九人で、志願取り消しは二人。

 合否判定の方法は各校で異なるが、県教育局によると、ある高校は国語の途中受験生について、実際の得点に「遅れた時間分の想定得点」を加算した。全受験生の国語の平均得点を試験時間で割り、一分あたりの想定得点を算出。これに遅れた時間分を掛け合わせ、上乗せした。

 別の高校は国語未受験生を二段階で判定した。まず、国語未受験生を除く受験生だけで合格者を決定。次に国語を除く四教科の得点で全受験生の合否を判定し、合格ラインに達した国語未受験者を“追加合格”にした。

 県教育局は、遅刻者への対応について原則学校長の判断としてきた。だが、今回過去にない規模の遅刻者が出たことを受け、三月四日の後期募集の学力試験で同様の事態があった場合は「別室受験で全三教科を受けさせたい。来年以降は今後検討する」とした。

    ◇

 二十四日に発表された合格者は全日制(百四十七校)で三万三千三百二十二人、定時制(八校)で七百十人。合格発表では二件の不手際があった。

 上尾高校では、普通科志願の女子生徒を商業科の合格者とするミスがあった。同校が志願先を誤って処理したためで、合格発表を見た生徒の指摘で普通科合格者に変更した。

 所沢西高校は合格者の受検番号を学校のホームページで二十三日に誤って公開。進学塾から連絡があり、約二時間後に消去した。

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