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【神奈川】

各科目の解説 

 公立高校入学試験(後期選抜)の学力検査の問題について、横浜市中区の学習塾「アソック教育センター」の講師のみなさんに解説してもらった。

◆英語

 大問数が七と、出題形式は昨年同様。

 問一のリスニングは、音声の英語への慣れが問われる。問二は単語の正しいつづり、問三の適語補充は文法知識、問四の語順整序は、蓄積した構文力を問う。

 問五は地図と表から対話文を完成する問題。問六ではメールや絵の内容を正確に読解する。問七は対話文から内容を把握する問題。

 日ごろから数多く英文に接して、文法を幅広く理解し、会話表現になじむことが重要。必要な情報を早く、正確に読み取る力が求められている。 (飯塚豊)

◆国語

 大問四題は例年通り。出題は基本的国語力を問う内容。

 問一(ウ)は発表原稿の展開を設問にし、前年度と異なる。問二の小説は、心情理解が解答のポイント。会話と前後の記述に注意することが重要。

 問三の評論文は、筆者の主張する「伝統」とは何かを把握し、全体の要旨を押さえることが大切。(キ)の記述もこれに沿う出題だが、指示語の理解も問われている。

 問四の古文は江戸時代の随筆で、内容も平易。具体例と筆者の主張との関連性を考えることが重要となる。 (真下友彰)

◆数学

 大問七問からなり、問一、問二は基本計算と思考力を問う。問三は放物線と直線の応用。問四は確率の問題で、問題文をしっかり理解することが大切。

 問五は二次方程式の利用。交差点の数の変化を考える。問六は三平方の定理の利用。テープの面積は展開図を考える。問七の図形の証明では、語群から選ぶ問題がなくなり、すべての空欄が記述式になった。

 今年から新課程に変わり、二次方程式の解の公式を用いる問題や、相似の図形と面積比を利用する問題が出題された。 (勝永憲郎)

◆理科

 例年通り第一分野、第二分野ともに実験と観察を重視しているため、図を含めた出題が多い。各分野についてテーマを絞り、より詳しく問うとともに、小問形式で幅広く問う出題となっている。

 中学で学習する理科について、特定の分野に偏らない幅広い基本知識と、正確な理解度が問われている。

 例年は選択式の出題が大半だったが、本年度は記述式の出題が約二割に増えている。この出題傾向は来年度以降も続くと思われる。(西沢憲一)

◆社会

 地理、歴史、公民の各分野からバランス良く、基本的な力を幅広く問うことが出題の狙い。

 地理では昨年に続き、統計地図の作製が出題されたのが特徴。統計やグラフの資料を読み取る力が、本年度も問われた。

 歴史の近現代の問題は、細かい事項を問う設問は少なく、昨年より解きやすくなった。

 逆に、公民は昨年よりやや難しい問題が増加。特に、問五(キ)の円高と為替相場のメカニズム、問六(イ)の歳入の内訳に関する記述問題が難しい。ただし、設問内容は良問が目立った。 (菊池豊昌)

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