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【東京】

「水際でミスを防止」 都立高入試の合否ボーダー

 過去の都立高入試で大量の採点ミスが見つかった問題を受け、採点方法を大幅に見直して実施された二〇一五年度入試について、都教育庁は五日の都教育委員会定例会で、合否のボーダーライン付近の答案を再点検した結果、複数の高校で誤りが見つかり「水際で採点ミスを防止できた」と報告した。

 都教委は、今回新たに合否のボーダーラインから上下各十五点の範囲にある受験生の答案用紙を再点検する仕組みを導入。採点・点検期間も一日延ばして四日間にし、最初の二日間は生徒を登校させず採点に集中できるようにした。

 二十校で試験的に取り入れたマークシート方式に関しては、「正確な採点と大幅な時間短縮に効果があった」と分析した。ただ、答案をパソコンに取り込んで行った記述問題の採点は、文字が小さくて見づらいなどの意見があったという。

 採点・点検期間には、記述問題の部分点の採点基準をめぐって都教委に問い合わせが殺到。回答待ちで作業が滞ったとして、今後の改善点に挙げられた。

 都教委は高校や中学校などに調査して検証し、六月にはマークシート方式の実施校拡大を含め一六年度入試の方針を決める。