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【神奈川】

15年度も採点ミス188人 本来合格の2人不合格に

記者会見で謝罪する桐谷教育長(中央)=県庁で

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 県立高校の二〇一六年度入学者共通選抜試験の採点ミス問題で、県教育委員会は二十二日、一五年度入試でも七十一校の受験者計百八十八人に採点ミスがあったと発表した。このうち既に別の高校で学んでいる二人が、本来は合格していたのに不合格となっていた。一六年度入試のミスも四人増えて三百三十人となった。 (原昌志)

 県教委によると、一五年度入試で本来合格だった二人の保護者らには、桐谷次郎教育長が直接面談して謝罪した。転入の意向の有無を確認しているという。現在の就学先は「生徒への配慮」を理由に明らかにしなかったが、不合格に伴って発生した費用の差額は、県教委が負担する方針。

 一五年度入試の採点ミスは、正答の点数を集計する際の計算間違いが五十校の八十人、正誤判定の誤りが四十七校の百八人。二重に間違えている学校が二十六校あった。本来合格だった二人は、一人が二点、もう一人が三点増えたという。

 一六年度入試の採点では、合否には影響がなかったが、二校の四人のミスが追加で判明した。一校は新たにミスが分かった高校で、採点ミスをした学校は八十八校に増えた。

 一五、一六年度の入試で学力検査を実施した百三十九校のうち、ミスがあった高校は78%にあたる百八校に達した。うち五十一校は二年連続でミスをしていた。桐谷教育長は「弁解の余地はない。徹底的に検証し、再発防止策を策定し来年度入試を改善する」と謝罪した。

 一方、今回の点検にあたり、港北高と相模原総合高が一五年度分答案用紙の全部を廃棄し、白山高が国語の答案用紙の一部を廃棄していたことも判明した。今月末まで一年間の保存期間が定められていたが、今年一月から今月七日にかけ、廃棄文書と混在させるなどしてシュレッダー処理したという。県教委は「意図的な廃棄ではなく誤廃棄」としている。

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