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【神奈川】

15日の公立高入試 ノーモア採点ミス マークシート方式導入

 十五日に行われる県内公立高校の共通選抜試験(入試)で、マークシート方式が導入される。昨春に発覚した大量採点ミスの再発防止が目的。合わせて、二十八日の合格発表時には採点後の答案用紙の写しを渡し、受験生自身も確認できるようにする。県教育委員会は「二度とミスがないよう信頼回復に全力で取り組む」としている。 (原昌志)

 マークシートは記述式との併用で、採点の正確性の向上と、採点者が記述式の採点に集中できるようにする狙い。県教委のウェブサイトで、新しい解答用紙の様式を例示している。

 採点後の答案用紙の写しは、各校の合格発表時に、合否にかかわらず受験者全員に交付する。得点や問題別の正誤が分かるようにし、採点ミスがあったら声を上げてもらう。万が一、合否に影響するミスがあった場合に、入学までに正すための「セーフティーネット」と位置付ける。

 試験当日には、写しの交付について案内文を受験生に配る予定。共通選抜試験は県立のほか横浜、川崎、横須賀市立高も実施しており、同様の対応となる。

 このほか県教委はミスの再発防止対策として、採点日を一日追加し二日とすることや、合格ライン付近の受験者の点検徹底などを行う。

 県立高の採点ミスは昨年三月、受験生が自分の採点結果を知るために情報開示請求をしたことをきっかけに判明。試験を実施した全校を調べたところ、二〇一五、一六年度入学者試験で延べ計百五十九校の計五百十八人の採点に誤りがあり、本来なら合格だった四人が不合格になっていた。点数集計の誤りや記述式回答の中間点の配分ミスなどだった。県教委は昨年六月、有識者らでつくる調査改善委員会の報告を受け、対策をまとめた。 

県教委が受験生向けに作成した案内文=県教委のウェブサイトより

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