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【第90回全国高校野球選手権大会(2008)・千葉】

<熱球譜>地道な努力 結果で示す 検見川3年 西川 貴紘捕手

2008年7月21日

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 「絶対に打つ」。検見川の西川貴紘捕手がフルスイングしたのは狙っていた直球だった。1−2の八回裏二死二、三塁。打球が一、二塁間を破った瞬間、応援団の歓声が球場を包む。同点打で逆転への望みをつないだ。

 初回は先制の好機で凡退。それでも三走の二年・宮崎祥平選手は「西川さんはいつも大事な場面で打つ。今度は本塁を踏める」。今大会、習志野戦で先制打を放った勝負強さで期待に応えた。

 「検見川に流れが来ている。九回を0点に抑え逆転するぞ」。勢いを味方につけたが相手の千葉経大付は甘くなかった。二死二塁から適時打を許し万事休す。「投手にボール球を要求したのに、ミットを構えた位置が甘かった」と自分を責めて号泣した。

 「甲子園しか見ていなかった」と振り返る3年間。今大会は強豪の千葉日大一や習志野に勝利。1年前、3−11で大敗した千葉経大付もあと一歩まで追い詰めた。地道な努力の成果は結果が示していた。

 宮崎選手は「西川さんみたいに勝負強くなりたい」と話す。野球にかけた思いは、確かに後輩に受け継がれた。 (武田雄介)

 

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