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【第90回全国高校野球選手権大会(2008)・千葉】

<熱球譜>夢への思い強く 痛々しいほど 東海大望洋3年・佐々木佑紀投手

2008年7月26日

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 敗戦が決まると、泣きじゃくり、立ち上がれなかった。今大会をほぼ1人で投げ抜き、決勝でも10奪三振の好投。「良かったぞ」「胸を張れ」と仲間は温かかった。だが、「打たれたのが敗因」と自らを責める。

 決勝では今大会に向け磨きをかけた制球が安定。走者を背負っても、切れのあるスライダーを武器に、五回まで三塁を踏ませなかった。だが、六回のピンチでは得意のスライダーを逆に狙われ、決勝点を献上。相川敦志監督は「向こうの狙いがうまくいき、こっちはいかなかった」と悔しさを隠さなかった。

 東東京大会で敗れた帝京の杉谷拳士選手は、小中学校時代、甲子園を目指し一緒に練習した仲だ。帝京が敗れた後は「彼の分まで頑張ろう」と友人の思いを背負ってマウンドに立った。

 「負けたので全部意味がない」。試合後、どれだけ好投をたたえられても言下に否定。夢にかけた思いの強さが痛々しかった。 (冨江直樹)

 

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