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【第90回全国高校野球選手権大会(2008)・西東京】

<熱球譜>“エース登板”万感の思い 草野翔大捕手 早実・3年

2008年7月27日

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 八回裏、日大鶴ケ丘に1点を追加されたところで、早実の背番号「1」中野弘也投手(二年)が今大会初となるマウンドに上がった。草野翔大捕手(三年)は、万感の思いでミットを構えた。

 大会3週間前、中野投手は肩を痛めた。2年間バッテリーを組んできた草野捕手は「チームの中心。ケガをしても、努力していた。勇気をもらった」。

 「中野の分まで頑張って甲子園へ行く」と強い思いで臨んだ夏。「あれこれ言っても考えさせてしまう。やりたいようにやらせた。打たれたら自分の責任」と踏ん張る2人の一年生投手を支え、勝ち進んだ。

 決勝戦。小野田俊介投手(一年)も、継投した鈴木健介投手(同)もあえなく降板し、中野投手がマウンドへ。打者3人に投じた球数は8、被安打2と1与四球。「万全な状態ではなかったが、今までのすべてを出した」と、頼りになる先輩のミットに力の限り投げ込んだ。

 草野捕手は「この夏、マウンド度胸が付いて強くなったはず。頑張ってほしい」と後輩投手陣を思い、涙をあふれさせた。夢と無念さを託し、早実を支えた女房役の夏が終わった。 (越守丈太郎)

 

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