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【第91回全国高校野球選手権大会(2009)・神奈川】

<ヒーロー>好守が引き寄せた一打 横浜隼人3年 与那覇 明 選手

2009年7月30日

延長11回裏、右前にサヨナラ打を放つ与那覇選手

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 1点リードされたまま、チームに嫌なムードが漂い始めた八回表、1死一塁。横浜隼人の中堅手・与那覇明選手(三年)は「守備からチームを盛り上げていこう」と気を引き締めた。

 相手打者の打球は、頭上を抜けようか、というライナー性の当たり。フェンスぎりぎりまで全力疾走した。ダイビングキャッチ。スタンドは大きく沸いた。

 50メートルは6秒。足には自信があった。だが、チーム最小の160センチ。それでも「背が低くたって守備はできる。誰よりも練習しよう」。中学時代からひたすらノックを受け続け、守備力を磨いてきた。高校に入ると、安定した守備と俊足を買われ、二年からレギュラーをつかんだ。

 好守備で流れを引き寄せ、勢い込んだ。「今度は小さい自分が打って、相手をびっくりさせよう」。十一回、自身初のサヨナラ安打で、チームを初優勝に導いた。

 「甲子園でも、これまでやってきたことを精いっぱいやるだけ」

 攻めの野球を身上とするチーム。その中で守りでも“攻めた”小さなヒーローは、大きな自信で大舞台に臨む。 (細見春萌)

 

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