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【第91回全国高校野球選手権大会(2009)・神奈川】

横浜隼人 歓喜の初制覇  桐蔭学園に延長サヨナラ勝ち

2009年7月30日

甲子園初出場を決め、大喜びで駆け出す横浜隼人ナイン=いずれも横浜スタジアムで

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 死闘を制し、悲願の甲子園へ−。高校野球の神奈川大会の決勝戦が二十九日、横浜スタジアムで行われ、強豪校を連破して波に乗る横浜隼人が、延長十一回、3時間半の激闘を制し、6−5で桐蔭学園にサヨナラ勝ちし、189チームの頂点に立った。甲子園経験のないチームの優勝は一九九八年の平塚学園以来11年ぶり。八月八日に開幕する第91回高校野球選手権大会に県代表として出場する。 (細見春萌)

 春夏11度の甲子園出場を誇る桐蔭学園と、初優勝を目指す横浜隼人の決勝は、勝ち越すとすかさず追いつく息詰まる展開になった。

 同点で迎えた五回。桐蔭学園は1死満塁から5番石田大祐選手(三年)が適時内野安打を放ち、5−4とリードした。

 桐蔭学園スタンドに勝利の雰囲気が漂い始めた八回。横浜隼人6番山口諒治選手(三年)が「流れを変えるように思いっきり振った」という本塁打で、試合を振りだしに戻し、延長戦に突入。

 十一回。2死二塁からこの日無安打の横浜隼人の2番与那覇明選手(三年)が右前へのサヨナラ安打を放ち、決勝戦の幕が閉じた。

 この日、犠打が一つもなかった横浜隼人。水谷哲也監督は「スーパースターのいないチーム。それでも攻めの野球に徹して、優勝できた」と涙ぐんで話した。準々決勝から3試合で483球を投げ抜いた、今岡一平投手(二年)は「苦しいときも、笑顔を忘れずに投げた」。最後は仲間と抱き合い、喜びを爆発させた。

挑戦者魂で応援 桐蔭の巨大メガホン

 桐蔭学園側のスタンドに、長さ約1メートルで「挑戦者魂」と書かれた巨大メガホンが現れた=写真。

 もともと同校バスケットボール部が、インターハイ出場を果たした年に作ったという縁起物。今回、10年ぶりの甲子園出場を果たそうとする野球部のために、スタンドまで運んでくれた。

 受け取った三品裕太君(二年)は、グラウンドで戦う先輩たちに「甲子園に行くのはおれたちだ」と力強く声援を送っていた。 (酒井博章)

◆監督・主将談話

 横浜隼人・水谷哲也監督 攻める野球と結束力で突破してきた。選手たちには1試合でも多く甲子園のグラウンドに立たせてあげたい。

 同・杉本政知主将 苦しい展開でも明るく行こうと話していた。甲子園でも、自分たちらしい攻める野球と機動力で優勝を狙う。

 桐蔭学園・土屋恵三郎監督 監督の責任。よく頑張ってくれた選手たちの甲子園出場の夢を現実にかなえたかった。

 同・後藤佑一朗主将

 甲子園出場を逃して本当に悔しいが、この仲間と野球をやってこれた3年間は最高でした。

 

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