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【第91回全国高校野球選手権大会(2009)・西東京】

<ヒーロー>打った瞬間『入る』と確信 日大三 吉田 裕太主将(3年)

2009年7月31日

1回裏日大三1死一、二塁、左翼越えの先制の3ランを放つ吉田主将

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 吉田裕太捕手(三年)は最後の打者がショートゴロを打つと、遊撃手が一塁に送球するのも待たず、マスクを外し、マウンドに向かって走りだした。

 うれしかった。第1シードを、主将として引っ張ってきた重責。夢に見た甲子園。苦楽を共にしたエースに誰より早く飛びつき、喜びをかみしめた。

 この日は3安打6打点の活躍。中でも初回の一発がチームに勢いをつけた。1死一、二塁、2球目の高めの直球を思い切り引っ張ると、打球はぐんぐん伸びて左翼席に吸い込まれた。今大会初の本塁打は、打った瞬間に「入ると思った」ほど完璧(かんぺき)な当たりだった。

 昨秋の都の本大会では1回戦コールド負け。自身もふがいない打撃で、一時は甲子園出場という目標を見失うほど悔しい思いをした。それから朝1時間、夜も練習後に2時間以上の素振りを課し、日付が変わることもあった。徹底的に振り込んで臨んだ最後の夏。5割近い打率でチームを引っ張った。

 神宮球場のダイヤモンドを回る気分は「生まれてきて最高」。甲子園ではそれ以上の「最高」を味わうつもりだ。 (西川正志)

 

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