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【第91回全国高校野球選手権大会(2009)・栃木】

<ヒーロー>作新31年ぶりV 先制弾で勢い 作新学院3年 松崎啄也捕手

2009年7月27日

宇都宮工―作新学院優勝が決まった瞬間、マウンドに駆け寄り、喜びを爆発させる作新学院のナイン=いずれも清原球場で

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 強打者の名にふさわしい一打だった。2球目、インコース寄りの直球。フルスイングした打球は高く上がり、左翼席へ吸い込まれる。悲願の優勝へつながる大仕事を、いとも簡単にやってのけた。

 球場のどよめきをよそに、悠々とダイヤモンドを一周する。笑顔はない。「まだ序盤。冷静に行こうと」

 守りでも抜群の存在感を示す。七回無死一、二塁のピンチ。二塁走者が大きく塁を離れるのに気づく。次の瞬間、矢のようなけん制球。相手の勢いを、たった一球で封じた。

 175センチ、80キロの恵まれた体格は日々の鍛錬のたまもの。もも回り63センチの強靱(きょうじん)な足腰が、今大会2本塁打を生み出した。一年の秋から4番。父親の孝行さん(42)は「周りから期待され、プレッシャーもあったと思う。よく頑張った」とたたえた。

 あこがれの大舞台。相手は全国の猛者だ。「普段通り勝負強く行く。どこのチームにも負けない」。涼しげな表情に、秘めた闘志を燃やす。 (宇田薫)

 

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