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【第92回全国高校野球選手権大会(2010)・茨城】

<ヒーロー>高宮和彦主将 藤代3年 35号弾『借り返せた』

2010年7月19日

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 「3度目なのでもう負けたくない」。試合前、高校通算34本塁打のスラッガーはこう話した。一年生の夏の3回戦、昨年の秋季県大会2回戦と水戸葵陵には2度負けていた。

 初回、秋に完投負けを喫した宇野拓実投手から自らの犠飛などで2点を奪う。「2打席目に(チャンスで)打てなかったのでその分やってやろう」と臨んだ五回。内角のスライダーを振り抜き、左翼席へ35本目となる2点本塁打を放った。

 大のお兄ちゃん子で、兄が中学で野球を始めると、小学四年だった自分もスポーツ少年団で野球を始めた。中学三年時には軟式野球の県選抜で4番で主将を務めた。複数の私立強豪校から声が掛かったが、「私立で甲子園に行ってもつまらない」と藤代に入学。「勉強でも野球でも負けたくない」と対抗心を燃やす。

 試合終了の瞬間、「ヨッシャー、ヨッシャー」と叫んだ。「最高の夏です。借りは返せた」と満面の笑み。「絶対に甲子園に行きます」。感情を素直に表す主将が力強く宣言した。 (堀尾法道)

 

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