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【第92回全国高校野球選手権大会(2010)・茨城】

<ヒーロー>疲れ知らずの完封劇 水城3年 大川将史投手

2010年7月28日

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 「チョー最高です。(連戦の疲れは)まったくありません」。優勝後、こう叫んだ。

 決勝まで36回と3分の1イニングを投げ2失点。前日の準決勝も先発投手が打たれ、初回から救援としてマウンドに立った。「少し投げすぎ」。試合前、橋本実監督は疲れを心配した。

 初回、先頭打者に1球もストライクが入らずに四球を出す。「調子は悪かった。立ち上がりは球がおじぎしていた」と橋本監督。

 しかし、大会10日ほど前に直したフォームを意識すると制球力が戻る。次打者の犠打ミスにも助けられ無失点で切り抜けた。その裏、味方が3点を先制すると、尻上がりに調子を上げた。

 持ち味の緩急を使って低めに球を集める投球で、霞ケ浦打線に連打を許さなかった。点差が離れても「1点もやらない」と気持ちを切らさなかった。そして113球目。最後の打者を二塁ゴロに仕留めると、高らかにガッツポーズ。仲間にもみくちゃにされた。

 「今日のピッチングは100点です。自分の投球をすれば甲子園でも通じると思う」。完封で手にした初の甲子園の切符。そこには本当の夏が待っている。

 

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