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【第92回全国高校野球選手権大会(2010)・西東京】

<熱球譜>『横綱格』に一矢報いる 堀越3年 国分翔太主将

2010年7月23日

日大三−堀越 4回裏堀越1死一、三塁、右中間に適時二塁打を放つ国分主将=神宮第二球場で

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 敗北を喫した後のダッグアウト裏で、堀越の国分(くにぶ)翔太主将はしゃがみ込み、静かに涙を流した。そして立ち上がると、しっかりした口調で、試合やチームがたどった足跡を振り返った。

 「自分たちの学年は野球以前に生活態度が未熟でした。私生活上のことを注意され、去年の新チームでは、下級生が主将を務めることになった」。国分選手が主将を任されたのは今年四月から。「いつも大きな声を出すように心掛けた。チームは五月以降に練習試合で勝つことで、まとまってきた」

 今大会では2回戦で第3シードの国学院久我山を破った。「最後まであきらめずに戦う信念があった」。この日の対戦相手は横綱格の日大三。「名前負けせず、今まで通りに戦おう」とチームで誓ったという。

 4点を追う四回。1死一、三塁で打席には国分選手。3球目を振り抜くと、右中間を抜ける適時二塁打になった。「真芯(ましん)でした」

 これが日大三の今大会初失点。敗れはしたが一矢報いることができた。自分の働きを評価するなら「主将としても、選手としても、相当低いです」と謙遜(けんそん)する国分選手。だが山口泰男監督は「小さな体で、腰に故障を抱えながら、よく頑張った」とたたえた。 (梅野光春)

 

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