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【第93回全国高校野球選手権大会(2011)・茨城】

<ヒーロー>責任感 最後まで 水戸一3年・住谷宏樹主将

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 二回裏無死一塁。目の前に転がったボールを一塁に送球したが、わずかにそれた。自らの失策でピンチを招いた。マウンドに集まったチームメートに「主将なのに申し訳ない」。

 新チームから捕手として主将を任された。だが、試合になかなか勝てない。「自分が何とかしないと」。焦りから、いつしか独り善がりになっていた。昨年末、当時の監督から「辞めた方がいい」と、今年三月まで主将を外された。その間、同級生が交代で主将を務めた。「視野が広がり、自分を見つめ直す機会になった」と振り返る。

 マウンドから戻る途中、「目を覚ませ」とほおをたたきマスクを着け直した。その後、開き直ったリードで2つの三振を奪うなど完璧に抑え、ピンチを切り抜けた。

 コールド勝ちの結果にも、無安打に終わった自身の成績に「ふがいなかった」。最後まで主将の責任感を見せた。 (近藤統義)

 

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