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【第93回全国高校野球選手権大会(2011)・神奈川】

<熱球譜>周囲の人々に支えられ 桐光学園3年 藤島祐輔選手

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 「藤島に回せ!」。三回表2死一、三塁の好機。期待を背負って打席に立ったが、凡退。両投手が好投する接戦で「自分が何とかしたい」と気合を入れて臨んだが、五回表2死二、三塁の好機でも抑え込まれた。

 一年生からレギュラーの逸材。「攻走守全てで神奈川トップクラス」と野呂雅之監督が最大級の評価を惜しまない「期待の星」だ。だが、その星が、たくさんの人たちに支えられてこそ光っていられることを、誰よりもよく知っていた。

 一年の春に疲労骨折で野球ができなくなった時にテーピングやストレッチを独学で学び、栄養面まで管理する「専属トレーナー」になって支えてくれたのは母親だった。今年二月に膝の半月板を損傷して手術を受けた後に筋力が落ち、打てなくなった時も代打で使い続け、「七月に打てればいい」と励ましてくれたのは監督だった。また、「一年生レギュラー」の重圧に悩み、体重が10キロ近く落ち、打撃不振の時に助言し続けてくれたのは当時の先輩たちだった。

 「周りの人たちへの感謝を示すためにも、甲子園出場で報いたい」。そう念じた決勝の舞台だったが、果たせなかった。それでも「大学でも野球を続け、頑張る」。次の舞台へと望みをつないだ。 (平木友見子)

 

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