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【第94回全国高校野球選手権大会(2012)・千葉】

[展望]Aブロック シード中心に上位争いか

 春の大会準優勝でAシードの松戸国際を筆頭に、シード校を中心とした上位争いが展開されそう。

 昨年秋の県大会を制したCシードの千葉英和は、145キロの速球を武器とする艫居(ともい)春紀投手に注目が集まる。チーム打率も3割5分を超える。

 春の大会でベスト8入りした中央学院は、高橋令主将が俊足好打でチームを引っ張る。昨夏ノーシードから準優勝した学館浦安も、足を生かした野球で上位をうかがう。

監督の指示を真剣に聞く選手たち=松戸市で

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<注目校>松戸国際 初心に戻って挑戦

 6年前は部員がわずか12人。石井忠道監督は「対戦相手に私立と間違われるほど無名だった」と話す。今では全校の男子生徒中、約四分の一(約70人)が野球部所属という大所帯。夏は2年連続でベスト16に食い込み、今年春の関東大会はベスト8に残った。

 石井監督は地元出身の情報網を生かし、周辺の中学で野球が得意な生徒を「最初から強い学校なんてつまらないだろう。一緒に男のロマンを見つけないか」と口説いてきた。

 エースの庭田草志投手もその一人。「とにかく監督にひかれた」と笑う。勝利を本気で狙う監督と先輩の勇姿を目の当たりにしてきた。「先輩を超えたい」という思いで、一年秋から下半身強化に努め、球速は最速140キロと三年生となった2年間で30キロ増した。

 グラウンドのベンチや周辺の地面の舗装は監督お手製。資材のほとんどは監督の持ち出しや地元の企業の寄付。「人生をかけているところを行動で示さないとね」と、情熱を惜しまない。

 こんな監督を大橋勇太主将は「監督あっての松戸国際」と慕う。石井監督も「自分が出そうとする指示を、大橋が先に読み取ってくれる」と大橋主将に全幅の信頼を置く。

 「関東大会に出たことで相手のマークは強くなる。偉そうにやってたら足をすくわれる」(庭田投手)と気を引き締める。大橋主将は「挑戦者であることは変わらない。初心に戻り、一戦必勝で甲子園を目指す」と前を見据える。

 

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