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【第94回全国高校野球選手権大会(2012)・千葉】

<ヒーロー>好リードさえ、完封導く 流経大柏3年 楠本草太主将

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 守備の要である捕手であり、主将としてチームを引っ張り、完封に導いた。投球の組み立ては「いつも自分が考えている」。直球でアウトコース中心に攻める好リードがさえた。

 試合中はほとんど、マウンドの高橋俊投手のもとに駆け寄らなかった。「テンポの良い投手なので、リズムを崩したくなかった」。初戦では2けた安打した力のある相手打線を2安打に抑え、高橋投手を最後まで支えた。

 試合前日の十八日に誕生日を迎えていた。2打席目の四回に打席に向かうと、一累側スタンドでは、吹奏楽部がバースデーソングを演奏。寮生の仲間には祝ってもらったが、予期しなかった“誕生日プレゼント”に、試合後に「驚きました」と少し恥ずかしそうに話した。

 昨年秋に新チームとなり、小学校以来という捕手の役目が回ってきた。身長175センチ、体重72キロと細身で、昨年は夏の大会前の練習中に熱中症で倒れて2日ほど入院したことも。体力を使うポジションだが、「今年は大丈夫です」と胸を張る。言葉通り、真夏日となったこの日は、外野手に向かって何度も指示を飛ばし、2時間の試合を余裕で乗り越えた。

 課題は「緊張した中でも、練習通りに守り切ること」。次は強打者のそろう木更津総合に挑む。 (佐々木香理)

 

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