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【第94回全国高校野球選手権大会(2012)・千葉】

<ヒーロー>強豪相手 大舞台で4打点 柏日体・市川将汰選手(3年)

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 3点リードの四回1死満塁。「来た球を打つことだけを考えた」と言う3球目、チェンジアップを引きつけて打つと、打球は右中間へ弧を描いた。走者一掃の三塁打で3点を追加。一回の先制適時打に続き、試合の流れを確実にする活躍を見せた。

 守備でも光った。六回、3連続四球で2死満塁の危機。二塁の自分のもとへライナーで飛んだ打球を好捕し、相手の猛攻を阻んだ。

 「大舞台になると強くなるんです」。マリンフィールドという大舞台に、相手は昨年の覇者。向かいの三塁側スタンドには、埋め尽くすほどの大応援団もいる。そのすべてが逆に力の糧となった。「強いチームと戦う方がやりやすい」という強気な姿勢が大事な試合でプラスに働いた。

 五月の春の大会で空振りした際に左手首をひねり、治療で1カ月近く体力トレーニングしかできない日々もあった。このつらい時間も「自分が打って勝ちたい」という気持ちを沸々と高めるのにつなげた。

 「打撃は本調子ではなかった」と話すが、今大会はすでに10安打9打点で打率も5割近い。「4番を担うプライドがある」との言葉通り、この日も三塁打を含め4安打4打点。主軸打者の役目を十二分に果たした。 (佐々木香理)

 

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