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【第96回全国高校野球選手権大会(2014)・神奈川】

<熱球譜>大所帯まとめ成長 向上3年・高橋裕也投手

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 0−2で迎えた六回、相手打線に捕まった。ベンチやスタンドから、声援が聞こえる。「落ち着け」と自分に言い聞かせた。

 「今まで練習してきた球を信じよう」と言う安達鴻希捕手(三年)のリードで、制球良く外角低めに直球を集めた。全試合に登板し、前日の準決勝は9回を一人で投げきったが、疲れは感じていなかった。「自分の実力です」と受け止める。

 部員111人のチームで、昨秋からエースナンバーを背負う。副主将にも立候補し、大所帯をまとめてきた。平田隆康監督は「精神的にも柱になってチームを支えてくれた。エースにふさわしい選手」と話す。

 「頼もしい存在だった。打線で助けてあげられず、悔しい」と菅野赳門主将(三年)。それでも、チームは13点を追う九回に、2死三塁の好機をつくる粘り強さを見せた。

 今春の県大会で準優勝し、1都7県の代表が出場した関東大会でも準優勝。今大会の優勝候補にも名を連ねるほどに成長した。

 初優勝を懸けた30年ぶりの決勝だった。「あと一つで甲子園だった。この悔しさを忘れずに、これからも野球を続けたい」。もっと強くなるため、新たな歩みがこれから始まる。 (杉原麻央)

 

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