東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 97回大会 > 群馬 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【第97回全国高校野球選手権大会(2015)・群馬】

<ヒーロー>攻守で存在感 ナイン鼓舞 健大高崎3年・柘植世那主将

9回無死一塁、同点の走者を本塁でタッチアウトにした柘植捕手

写真

 決勝の大舞台。「緊張した」と制球に苦しむ川井智也投手を捕手として巧みにリード。主軸の5番打者としては、決勝点となるタイムリーを含む2安打と活躍し、攻守で存在感を発揮した。

 「勝ちたいと思うな。冷静に投げろ」。序盤から球が浮いていた川井投手が本調子ではないと見抜き、すかさず声を掛けた。直球を主体に、バッターが打ち気を見せるとカットボールを投げさせるなどリードを工夫した。九回表には、本塁を狙った同点走者をブロックしてタッチアウトにし、土壇場のピンチを切り抜けた。

 いったん同点に追いつかれて迎えた七回裏の攻撃では、2点勝ち越した直後に打席に入った。「体が勝手に反応した」。初球をたたき、決勝点となる貴重な追加点を奪った。「気楽な感じで打てた。今大会はああいう場面で取り切れてなかったので、大きな1点だった」と振り返る。

 試合前、円陣を組み「冷静に自分たちの野球をすれば勝てる」とナインを鼓舞した。主将として「全員の気持ちを統一させようと心掛けてきた」

 3、4回戦は辛うじて1点差で勝利するなど苦しんだ。春夏合わせて3季連続の甲子園出場がかかった今大会で「プレッシャーは正直あった。今はホッとしている」と打ち明け、「甲子園では日本一しか狙っていない」と前を向いた。

 

この記事を印刷する