東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 高校野球大会・首都圏 > 97回大会 > 東東京 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【第97回全国高校野球選手権大会(2015)・東東京】

<ヒーロー>仲間を信じ守りきる 都立文京3年 江本達哉主将(捕手)

13回表文京1死二塁、勝ち越し打を放ち笑顔の江本主将=神宮球場で

写真

 同点に追いついた直後の九回裏の守りで、1死三塁とサヨナラのピンチを迎えた。監督の満塁策の指示に「なるほど」と納得。守備に自信があるチームだからこそ併殺などでアウトが取りやすくなると思った。三人目の鈴木悠人投手に「とにかく腕を振れ」と伝え、あとは味方を信じ、守りきった。十一回も1死一、二塁のピンチを四つ目の併殺で切り抜けた。

 先発のエース蓬田拓己(よもぎたひろき)投手は初戦の緊張からか、調子がいまひとつ。守りの要でもある江本達哉主将はエースに「気持ちで投げろ」と鼓舞し続けた。四球で走者をためても味方の好守が何度も救った。そのたびにベンチは盛り上がり、最後まで笑顔が絶えなかった。新チームになってから選手同士でよく話し合ってきた。「打撃よりも守備よりも、仲がいいのがチームの特長」と胸を張る。

 十四回表、2点リードすると、自らも十三回の勝ち越し打に続きラッキーな内野安打でダメ押しの1点をもぎ取った。裏の守りを三者凡退で試合を終えると、ベンチから飛び出した蓬田投手が「ありがとう」と声をかけてきた。「次は頼むぞ」。バッテリーは笑顔でタッチを交わした。 (小形佳奈)

 

この記事を印刷する

PR情報