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【第97回全国高校野球選手権大会(2015)・東東京】

<ヒーロー>関東一3年・井橋俊貴選手 強力打線をつなぐ 161センチの足と小技

日大豊山−関東一 5回裏関東一1死、セーフティーバントを決める井橋選手

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 とにかく走る。走力と打力で頂点をつかんだチームの象徴だ。

 大会序盤は8番打者だったが、徐々に調子を上げ、準々決勝から2番に座る。出塁した1番オコエ瑠偉選手を確実に進塁させ、主軸につなぐことに徹している。米沢貴光監督は「オコエの活躍に隠れているが、井橋を2番にしてから打線のつながりがいい」と話す。

 50メートル走はチームでオコエ選手に次いで速い6.0秒。決勝戦でも俊足がいかんなく発揮された。オコエ選手が二塁打で出た四回、打球をうまく殺した投前犠打で自分も生きた。すかさず盗塁で好機を広げ、伊藤雅人主将の三塁打で6点目のホームを踏んだ。五回にも一塁手の前に絶妙に転がし、セーフティーバントを成功させた。

 同級生のオコエ選手や伊藤選手は180センチ前後の長身でパワーがある。161センチの自分がレギュラーをつかむには足を生かすしかない。打撃練習では仲間が打球を外野に飛ばす中、犠打を繰り返した。走者を置いたシートノックでは貪欲に次の塁を狙った。「足と小技でつかんだレギュラー」と胸を張る。

 帽子のつばに書かれた「その武器を最大限に生かせ」というメッセージは、一学年上の先輩がくれた。甲子園でも足と小技でチームの勝利に貢献すると誓う。 (小形佳奈)

 

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