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【第97回全国高校野球選手権大会(2015)・栃木】

<熱球譜>腰痛を乗り越え つかんだエース 青藍泰斗・古旗庸人投手(3年)

制球に苦しみながらも熱投する青藍泰斗の古旗投手

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 4戦連続先発の疲れは隠せなかった。制球が定まらず、序盤から四死球を連発。何とか無安打に抑えていたが五回、バント処理を誤り初安打を許すと、内野陣の失策もあり逆転された。直後に降板し、チームもその後、相手の勢いを止められなかった。

 直前の攻撃の第2打席で、外野への大飛球を相手に好捕された後から嫌な流れを感じていた。「自分でつくった流れを変えようと、マウンドで気負ってしまった」。自分らしい投球ができない焦りがミスを誘発した。「疲れはあったと思うが、言い訳はしたくない」と試合後は唇をかみ、涙を流した。

 左横手投げで、打者の足元に落ちる変化球が持ち味の技巧派。以前は上から投げていたが、昨年春に重度の腰痛を発症。半年近く投げられなかったことで、腰の負担を考えてフォーム改造に取り組んだ。今春からエースに昇格すると、徐々に力強さを取り戻した。横手投げに合った、かわす投球術に磨きをかけてきた。

 25年ぶりの甲子園を目指して戦ってきたが、かなわなかった。三年間を振り返り、「途中でけがもしたが、最高の仲間と野球ができた。後輩には夢をかなえてほしい」。自身も大学に進み、野球を続けるつもりだ。 (藤原哲也)

 

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