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【第97回全国高校野球選手権大会(2015)・栃木】

<ヒーロー>背番号19の「エース」躍動 作新学院3年 朝山広憲投手

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 監督から先発を告げられたのは決勝当日の朝。「気合が入りました」。大会初登板で先発は2年ぶり。それでも投手としての出場を熱望していた背番号「19」の元エースは、久々のマウンドで躍動した。

 一年の春からベンチ入りし、甲子園のマウンドにも2度立った。エースであることを誰よりも期待される立場だったが、今年三月に右肘を痛めて歯車が狂う。春の県大会はエースナンバー「1」を背負ったものの、投球はわずか4球。リハビリを続けたが、今大会は「19」に落ち着いた。

 投げられない分、その間に筋力トレーニングを続けて力強さを増した。今大会の準々決勝では、延長十回にチームを救う3点本塁打を放ち、この日も初回に先制の2点本塁打。攻撃面では不動の4番。「投打で活躍できたのはうれしい」と笑みを見せた。

 投げては四回途中までで1失点。復活へ確かな手応えを感じた。高校生活で3年連続の夏の甲子園。この日のために厳しいリハビリを乗り越えてきた。「最初は悔しい思いもあったが、今は19番に誇りを持っている。最後の夏に恩返しをしたい」

 真の目標はエースとしての復活。その目は、もう甲子園のマウンドを見据えている。 (藤原哲也)

 

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