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【国際】

「公正な大統領選は不可能」 トルコ、拘束下のクルド候補

 【イスタンブール共同】6月24日のトルコ大統領選に拘束下で出馬した少数民族クルド人系野党、国民民主主義党(HDP)のデミルタシュ前共同党首(45)=テロ関連罪で公判中=が28日までに弁護士を通じて書面インタビューに応じ、非常事態宣言下で「公正な選挙は不可能だ」と批判した。

 トルコでは2016年7月のクーデター未遂後、エルドアン政権が非常事態宣言の延長を繰り返し、反政府派への弾圧を継続。デミルタシュ氏は16年11月、他のHDP議員らと共に拘束された。

 デミルタシュ氏は書面で「トルコには民主主義が今すぐ必要だ」と強調。非常事態下では「ソーシャルメディアで政府批判しただけで逮捕される」と非難した。

 来年11月の予定だった選挙をエルドアン大統領が前倒ししたのは今後、経済悪化などで選挙が不利になると見越して決定したと主張。自らが当選すれば「非常事態を解除し、不公正な被害を一掃する」と訴えた。

 トルコは昨年の国民投票で憲法改正を承認。大統領選と同時実施の議会選後、大統領に実権が集中する制度に移るが、デミルタシュ氏は現行の議院内閣制への再移行を支持すると表明。クルド問題解決には「議会を中心とした透明性のある話し合い」が重要とした。

 デミルタシュ氏は14年の大統領選にも出馬、エルドアン氏に敗れたが、10%弱を得票した。公判で非合法武装組織クルド労働者党(PKK)との関係を指摘されたが否認。検察側は最長142年の禁錮刑を求めている。

 拘束下で撮影されたトルコ野党、国民民主主義党のデミルタシュ前共同党首の近影(HDP提供・共同)

 拘束下で撮影されたトルコ野党、国民民主主義党のデミルタシュ前共同党首の近影(HDP提供・共同)
 

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