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【社会】

北海道で震度6強 全295万戸停電

 六日午前三時八分ごろ北海道で、震度6強の地震があった。道警などによると、厚真(あつま)町やむかわ町などでは土砂崩れや家屋倒壊などの大規模な被害が出ている。菅義偉官房長官は二人が死亡したと発表。厚真町では三十二人が安否不明で、土砂に巻き込まれた住民がいるとの情報もある。道庁によると百二十人以上が負傷した。道内全ての約二百九十五万戸が停電した。

 気象庁によると、震源地は北海道中央の胆振(いぶり)地方中東部で、震源の深さは三七キロ。安平町で震度6強、千歳市で6弱、札幌市で5強を観測した。地震の規模はマグニチュード(M)6・7と推定される。その後も震度3や4の地震が続いた。津波はなかった。気象庁は「一週間ほどは震度6強程度の地震に気を付ける必要がある」としている。

 道警によると、むかわ町で八十代の男性一人が死亡し、厚真町の八十三歳の女性が心肺停止の状態。同町吉野地区では大規模な土砂崩れが発生し、複数の住宅が巻き込まれた。何らかの原因で震度データが入っていない厚真町は震度6強、むかわ町は震度6弱以上と推定される。安平町でも家屋の倒壊があった。道内で公立小中学校、高校など千三百三十二校が臨時休校を決めた。

 北海道での震度6強は、震度階級が改定された一九九六年以降初めて。国内で震度6強以上の地震は二〇一六年の熊本地震以来。

 高橋はるみ北海道知事は自衛隊に災害派遣を要請。政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。安倍晋三首相は「人命第一で災害応急対応に当たっていく」と記者団に語った。

 また、道内全ての火力発電所が停止したため、全戸が停電。復旧の見通しは立っていない。九五年の阪神大震災の約二百六十万戸を超える規模で、患者の受け入れを一時停止する病院もあった。

 新千歳空港は、ターミナルビルの停電や天井の落下、水漏れが発生したため、終日閉鎖されることが決まり、二百便超が欠航となった。函館や旭川空港は運用されている。鉄道は北海道新幹線を含め、道内全ての路線が運転を見合わせた。

 室蘭市の石油コンビナート施設で火災が起きたがほぼ消し止められた。

(東京新聞)

地震で発生した土砂崩れ。山肌がむき出しになっている=6日午前11時40分、北海道厚真町で、本社ヘリ「まなづる」から(布藤哲矢撮影)

地震で発生した土砂崩れ。山肌がむき出しになっている=6日午前11時40分、北海道厚真町で、本社ヘリ「まなづる」から(布藤哲矢撮影)
 

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