東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

東証大発会、一時700円安 2万円割れ、アップルショック

 年明け最初の取引となる大発会を迎えた四日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は前日の米国市場での大幅な株安を受け、昨年末の大納会の終値と比べ一時七〇〇円を超す値下がりとなった。年末から続く世界的な株安の流れは年明けも止まることなく、波乱の幕開けとなっている。 (木村留美、ワシントン・白石亘)

 この日の日経平均株価は取引開始直後から全面安の展開となり大幅に下落。大納会で辛うじて維持した二万円の大台を割り込み推移している。午後一時現在の株価は大納会終値比五三八円八六銭安の一万九四七五円九一銭。東証株価指数(TOPIX)は二八・五〇ポイント安の一四六五・五九。

 下落は、米アップルが業績見通しを引き下げたことから、世界経済の悪化が懸念され前日の米国株が大幅に下落した流れを引き継いだ。大手証券の担当者は「アップルの業績が悪いことは想定されていたものの、会社が正式に発表したことで『やはり』とショックが広がった。アップルは世界を代表する企業。業績の悪化であらためて世界経済の減速を投資家が意識した」と、「アップルショック」の衝撃を解説する。

 さらにここに円高が重荷となった。世界経済の悪化などを懸念した投資家がリスク回避の姿勢を強め、比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが活発に。輸出産業にとって業績に悪影響との見方が広がり、株価の足を引っ張っている。

 株価急落を受け、財務省、日銀、金融庁は四日午後、幹部による情報交換会合を開いた。昨年末からの株安を受け、開催は三週連続となる。

 一方、三日のニューヨーク株式市場のダウ工業株三十種平均は大幅に反落し、前日比六六〇・〇二ドル安の二万二六八六・二二ドルで取引を終えた。

 米国との貿易摩擦で中国経済が想定以上に減速しているとの不安から、アップル株は10%急落するなど、下げ相場を主導した。「アップルショック」による下げは半導体など関連業界に波及。さらに三日発表された米製造業の景況感を示す指数が約二年ぶりの低水準に落ち込むなど悪材料が重なり、世界経済の減速が企業業績にマイナスの影響を与えるとの見方から、下げが加速した。

(東京新聞)

晴れ着姿の女性も参加して行われた大発会後の会場で、大幅に下落した日経平均株価を表示するボード=4日午前、東京都中央区の東京証券取引所で(潟沼義樹撮影)

晴れ着姿の女性も参加して行われた大発会後の会場で、大幅に下落した日経平均株価を表示するボード=4日午前、東京都中央区の東京証券取引所で(潟沼義樹撮影)
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報